スパイキッズ (角川文庫)
ロバート・ロドリゲス監督の映画『スパイキッズ』の小説版です。
コルテス家の長女カルメンと長男ジュニは、ある日両親を何者かに誘拐されてしまいます。自分達の両親が昔は世界一のスパイだったこと、そして2人をさらったのは世界征服を企む悪の天才発明家と人気子供番組の司会という2つの顔を持つ男フェイガン・フループだということを知り、カルメンとジュニの姉弟は自分達もスパイとして両親を救う決意をするのでした。
それぞれが悩みをかかえた小さな姉弟が成長する過程は、私達読者に家族の大切さや勇気といった大事なことを教えてくれます。
スパイアニマル・Gフォース ブルーレイ(本編DVD付) [Blu-ray]
べン(人間の仲間)に指令を受けたダーウィン(モルモット)たちが秘密の仕事の為に活躍する物語です。
彼らが登場したときから、立ったり表情豊かなのですぐに気に入りました。ほんとう!・・可愛いですね。
任務遂行する話は、みちくさ食っているようで私にはキツイですけど・・良く仕上がった品質の高いCGなので満足ですし・・
このデフォルメ立体的質感は良いです。
小動物たちからの目線は日ごろ見たことがないので新鮮です。
特にムーチ(ハエ)から見た世界や動きがユニークで面白かったです。
・・逆に、人間から見た彼らをどう扱っているのかも興味深いです。
あれこれ意外な展開を見せてドンドン話しに引きずりこまれます。
言葉も話すし、情も厚いし、家族愛も出てくるあたり、人間味たっぷりなので抱きしめてみたくなりますね。
結局のところ「Gフォース」はFBI に認めてもらったのでしょうか。
この作品はおすすめ度・・評価同様五つ星(最高)です。(^△^)
スパイキッズ 3-D : ゲームオーバー 飛び出す ! DTSスペシャルエディション ( 初回限定 3D & 2D 2枚組 ) [DVD]
姉弟スパイの活躍とその両親スパイとの家族愛を描いた作品の第3弾完結編。
しかし、今回は姉カルメンがゲームの世界で行方不明になった事から、
弟ジュニが救出に向かう物語。
そのため、1,2作で目玉となっていた絶妙な姉弟コンビやスパイ道具がほとんど見られない。
またスパイの両親であるアントニオ・バンデラス等もほとんど登場せず、
スパイキッズとしての見所を少なからず失ってしまっているのがとても残念。
ただ今回は弟ジュニと祖父グランパであるバレンティンがCGゲームの中で活躍し、
ゲームの中という別の見所は面白い部分である。
特に月面競技場でのロボ・ファイトは役者の動きと巨大ロボットの動きが見事にマッチし、面白い。
またメガレースの乗り物もコースも、ゲームという設定とCGならではの迫力と豊かな発想が面白い。
そしてラストシーンはスパイキッズ1,2の登場人物も総出演で締めくくる。
1,2に比べてスパイキッズ特有だったストーリーや面白みが失われてしまっているが、
オリジナルタイトルがSPY KIDS 3-Dのため、ストーリーよりは3-Dが見所という事だろうか。
エンディングでは1999年スパイキッズ1オーディション風景の
まだ幼く可愛らしいジュニとカルメンが登場し、
名残惜しくもスパイキッズシリーズとしての完結となる。