うつりぎ七恋天気あめ 通常版
絵や設定などの出来はとても良いのですが、シナリオの出来は魅力的なキャラや設定の足を引っ張っています。
せっかくの良いところで終わってしまったり、時が経っていたりするのは自分はいただけませんでした。
WONDERFUL WORLD(初回限定盤)(DVD付)
2008年初めの頃からトヨタのCMで『ストーリー』が流れているのを見て、今までTVへの露出を極力控えていたゆずがテレビへおもいっきり出演、かつ『ストーリー』があまりにもノリに頼りすぎなうえに、ゆずらしくないベタ過ぎる歌詞を聞いて、とうとうゆずもなりふり構ってられなくなってきたか…とショックを受け、丸1年ゆずから離れていました。
ところが、今年の春休みに何の気無しにレンタルビデオ屋で借りたこのCDを聞いて評価が一変しました。
自分の求めていたゆずらしさがこのCDには沢山詰まってます。
一番歌詞が気に入っているのは『モンテ』です。この曲こそデビュー当時やストリート時代を思い起こさせる、素朴でユーモアのあるゆずらしさ溢れる歌詞です!
珠玉のバラードである『うまく言えない』は、ユーチューブでPVを見てみてください。絶対気に入ります。
アップテンポで、勇気をくれる『眼差し』はゆずの歴史に残る名曲になると思いますし、オーケストラとのコラボで地球全体に呼びかけようとする『ワンダフルワールド』等々名曲揃い踏み。
ここ数年のゆずを好きになれない方にもオススメです。
臨月
時は1981年、あの問題作『生きていてもいいですか』の次作としてリリースされたアルバムは一転してポップ色の強い作品となった。
先行シングル曲「ひとり上手」からしてカラフルなサウンドであり、アルバムと同時発売されたシングル曲「あした天気になれ」もLife(人生・生活どちらの意味にも当てはまる)の葛藤を、ボコーダーをフューチャーしてレゲエのリズムで歌い上げたものだった。 終わった恋を歌う「バス通り」さえどこか軽やかだ。 肩の力が抜けたジャケット写真にせよ、むせび泣きをこらえて生ギターを弾き語る前作までのイメージとは180度変わったようにも見えた。(事実、今作以降レコーディングにおいて彼女自身はギターを極力弾かなくなった)
その一方、歌の中身はやはり深いものが光る。
“なりたいもの”と“出来るもの”との矛盾に苦悩する「あわせ鏡」。
愛する人を失った悲しみの内容に多くの人が父親の死との関連を指摘しているピアノコンチェルト風の「雪」。
従来のイメージに一番近いサウンドで、人間関係の疑心暗鬼を突く「友情」。
大人になった自分の心象風景をつぶやく「成人世代」、そして今まで以上に彼女の包容力が前面に出てきたラストのバラード「夜曲」(よく“オールナイト”のエンディングで流れていました)。
ニューミュージック全盛の当時とパブリックイメージの変身でみゆきさんの作品でもかなり評価が高く、情報誌「ぴあ」の人気投票“ぴあテン”1981年度アルバム部門の第1位でした。
僕自身も、みゆきさんのアルバムで一番聴き易いアルバムは?と聞かれたら『臨月』『寒水魚』の2点を選ばせていただきます。
ちなみに、シングル「あした天気になれ」のカップリングである未収録の「杏村から」(『Singles』に収録)もほのぼのとする良い曲です。
英語日記表現辞典―書きたい表現がすべてここにある
この本は一言で言うなら場面ごとの例文集です。
全部読もうとは思わずに辞書的に逆引きして使うか、
拾い読みしてみるのが本来の使い方だと思います。
日記を描く場合に限らず使えるほど膨大な量の例文が
ネイティブ監修の下、使いやすくカテゴリー化されており、
その文量はこれ一冊あればたいていのこと表現できるんじゃないの?ってほどです。
実際単語レベルは1万語だそうで、これは英検準1級よりもはるかに上の水準です。
しかし、本自体は中学程度の英語力でも使えるような構成になっており、
それでいて英語の達人と言われるような人でも手元に置いて置きたいと思わせるような、
あらゆる層にとって「使える」と感じさせる本だと思います。
また、高校程度で習う基礎的な文法+応用的な実践文法が
本の最初で簡潔に解説されているのも地味に便利でした。
私はまず和文を見て、これ英語ならなんて表現するかなーと
先に考えてから英文を見るようにしています。
順を追って読まずに気軽に拾い読みして表現をつまみ食いするのに
適した本でしょう。
ただ、CDがない本書の性質上、読み方の難しい単語の部分には
カタカナか発音記号で読み方を書いておいてくれたら助かるのに・・
と思う場面も沢山あったのは事実です。