きみの知らないところで世界は動く
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きみの知らないところで世界は動く
片山作品の中では一番おもしろいのではないかと思います。
話のベース(テーマ)は「世界の中心で~」と同じかと思うのですが、
こちらの方がより深みがあります。
感情移入するに十分な程度のボリュームがあります。
(「世界の中心で~」はちょっと薄いと思いました)
話は「ぼく」の視点で語られるのですが、他の片山作品はどこか
説明くさいところがあったのですが、この作品は「ぼく」の文章で
語られるため、わかりやすく読みやすくなっています。
特にジーコとのやり取りは思わず笑ってしまうところがあります。
このジーコという少年は、人と違う考えを持っていて、普通の人は
遠ざける存在であるのですが、彼のみが真実を悟っています。
カヲルの心の闇に気づいていたのは彼だけでした。
随所で彼の哲学が語られるのですが、これが妙に納得させられます。
結婚の哲学・将来の哲学・戦争の哲学などなど。
作者は普段そんなことを考えているのかと思ってしまいました。
彼の存在がこの作品に深みをもたせています。
ただ、やはり片山作品のよくないところ、大事な場面が読者の想像に
任される点は健在です。
3人でホテルに泊まったときの最後に何があったのか、カヲルの父親は
「ぼく」を最終的にどう思ったのか、ジーコの死によってなぜカヲルは
前向きになったのか。
自分で解釈するしかありません。
とにかく、「世界の中心で~」を読んで多少でもいいと思った方なら、
この作品を強くおすすめできます。
きみの知らないところで世界は動く (小学館文庫)
「世界の中心で、愛をさけぶ」で一躍流行作家となった片山恭一の原点となった作品であり、ある意味セカチューと対をなしていると思う。ジーコの口から著者の哲学がよく伝わってくるが、他の作品と共通していて答えは読者に任されており難解である。なぜジーコの死によってカヲルは前向きになったのか?よく読んで理解しないと答えを見い出せない。