私たちが好きだったこと [DVD]
すごく強引に知り合った男女4人が、なんとなく自立していく様を意外と面白く描いていると思います。すごく得した役が夏川さん(嘘だろう、とか思いました)、忍耐強いやさしい男の役は岸谷さん(精神的にすごい強い男だ)。
鷲尾さんも美しいし(結構損な役です)、寺脇康文さんも雰囲気はいいから、何にも考えないで、しかし実は身の回りの誰かに似ていると思ってしまう映画でした。すごく気楽なものです。たぶんほとんどの方が「ちょっと待ってこれおかしいんじゃない」と思うと思います。まあ映画ですから、いいじゃないですか。
泥の河〓81東映セントラル〓 [VHS]
この懐かしい映像は僕たちの子ども時代。郭船の二人の姉弟。母は夫が死んでから、客をとって生活している。陸に上がることはない。けなげな長女。末っ子キッチャンと友だちになったうどん屋の一人息子信夫。父と母は舞鶴で出逢い、大阪にたかとびした。父は妻子がいたのだ。やっと軌道に乗ったうどんや。「きんつば」を年中、焼きつづけている父(田村高廣)。
うどん屋の息子信夫とキッチャンとその姉の関係が中心。子どもの目から見え始めた大人の世界。生活の世界。
天神祭。この日、二人は祭りに行った。お礼にキッチャンは「宝物」を見せてくれる。蟹(カニ)を飼っていたのだ。蟹(カニ)に火をつけてころす。
ついに、信夫は郭船がいかなる場所かを見てしまう。
キッチャンの母(加賀まりこ)は翌日、郭船を遠くにむかわせ去っていく。
「キッチャーン」
おいかける信夫。
登場する者たちの気持が全部わかる。僕も偉大な年になった。涙がとまらない。
優駿 ORACION [DVD]
なんか皆さんのレビュー見ると、自分はお馬鹿なのか?という気になりますが……。
斉藤由貴の主題歌を聞くと、しみじみ思い出す映画です。静かな雰囲気が好きでした。馬って綺麗だなぁと思いました。
病院のシーンは(月並みなストーリーかもしれませんが)やはり静かで、泣きました。思い出しても涙が出るってのは、見た時若くて、その時の感性が残っているからなんでしょうかねぇ。
主食を抜けば糖尿病は良くなる!糖質制限食のすすめ
糖質制限食という言葉をご存知でしょうか。これは、通常の糖尿病治療食よりも炭水化物を大幅に減らし、その分だけ良質な脂肪とタンパク質を増やした食事です。糖質制限食は、現在、欧米諸国では主流になりつつあり、例えば、ビル・クリントン氏(米国前大統領)もこれに似たパターンの食生活を取り入れているそうです。この糖質制限食は、糖尿病だけでなく、肥満や動脈硬化などの“メタボリック症候群”系の病気にも効果があるようです。
高雄病院では、次のような3パターンの食事を行っている模様です。ちなみに、私は(2)のパターンを4年前から続けており、当時は糖尿病でしたが、現在の血糖値はほぼ正常値になりました。
(1) スーパー糖質制限食
朝・昼・夜の3食とも主食ナシ。おかずのみ食べる。効果は抜群だが、主食が好きな人にはやや辛い?
(2) スタンダード糖質制限食
朝食と夕食は主食抜きで、昼食のみ主食を食べる
(3) プチ糖質制限食
夕食のみ主食抜き。朝食と昼食は主食を食べる。効果はマイルドだが、主食が好きでたまらない人に適用している
今後、この食事療法が日本に普及すれば、ほとんど薬に頼らずメタボリック症候群の治療・予防が可能になるので、社会的な意義も大きいと思います。興味をお持ちの方には、ぜひ、ご一読をお薦めします。
Kinshu: Autumn Brocade
日本語の「錦繍」のあの静謐とした雰囲気がみごとに英語版でもかもし出されています。物語は平凡な人々の人生を基に進展するので派手な作品ではないが、むしろそうであるからこそ本書を海外の人に読んで欲しい。表紙のデザインは非常にきれいです。