Williams Formula One Team 中嶋一貴
正直、昨年までは「琢磨派」で、パンチのない「一貴」には自国ドライバーでありながら「無関心」でした。F1の写真集って大抵マシンの写真の羅列でマニアックな細部の解説とかが多いですよね。もちろんそういのを自分も好んで読みますが・・・この本のキャッチコピーに「絶対に一貴が好きになる」ってあるんですが、それを見たとき「ホンマかいな」って思いつつも裸の一貴が表紙でしかもウィリアムズのオフィシャルBOOKというではありませんか?中身は、ウィリアムズというわりにニコがいない??不思議もありますが全然いないので(笑)いさぎよい本と思います。しかもとにかく「文章が多い」そして面白い!!この米家さんというライターさんはかなりよいと思います。読み終わるころにはホントに「一貴が好き」になってました!写真集って思って軽く立ち読みなんてしたら疲れます(笑)でも面白い!!そしてマシン全体的にマシンの画像はさほど多くはないのですがとにかく「美しい」・・・印刷が特別なんだと思います。あきらかにF1雑誌とは違います。美しい本なので保存用にもう1冊購入しようと思います。
Formula One Generation
80年代後半から90年代前半にかけてのイギリスのギターバンドは、アメリカのグランジ・オルタナの人達におされて、というわけではないのだろうけど、いわゆる冬の時代(?)に入ってしまい、なかなかこれといったものも少なくなってしまったように思うのですがその中ではこのPOOH STICKSはかなり気をはいていたバンドでありました。
しかしながら、インディーズ時代が結構長かったうえに、出すレコードも7インチや凝ったものであったりで、そのためか一般的な知名度も評価も内容の割には今ひとつ盛りあがらなかったように思えます。
しかし、これはそんな彼らの代表作ともいえる1枚で個人的には「THE GREAT WHITE WONDER」やメジャーからの「MILLION SELLER」よりもこれが1番好きなアルバムなのです。
このアルバムはとにかく書く曲がどれも秀逸で(メロディーが人懐っこいのが特徴)、サウンドもパンキッシュながらかなりしっかりした演奏でやっぱり純ブリティッシュ産の粋な部分をちゃんと感じさせてくれるところが何より素敵なところです。
センスのよいジャケットもこのバンドならではで、内容とピタリ一致しているところも素晴らしい。
それとジャケットに写っている他のもう1人のなごみ系の女性ヴォーカルもめちゃくちゃよいのです。
このアルバムはTHE MONOCHROME SETやTHE LA'S、あるいはBLURの2NDなんかが好きな人には大変おすすめです。ギターバンド好きも是非。今一度再評価を。
Senna Versus Prost: The Story of the Most Deadly Rivalry in Formula One
語りつくされた感があるテーマ「セナvsプロスト」ですが、本書は著者が2008年に
行ったプロスト本人へのインタビューを柱に構成されています。セナはいませんので、当然
プロストから見た「セナvsプロスト」になるわけですが、そう言う意味でこれまで多く
出版されてきたセナ本とは趣が若干異なります。G.ヴィルヌーヴとピローニの確執を間近
で見、その結果二人がどうなったか。マクラーレンで同じようにチームメイトに「裏切られ」
たプロストの心情。
マクラーレンでのライバル関係には伏線があり、ルノー→マクラーレン→フェラーリ→
ウィリアムスとチームを渡り行く過程で、プロストのドライバーとしての心理の変遷と
重ね合わせて(と言うか切っても切れないわけですが)彼がセナをどう見ていたかが克明に
綴られます。
Richard Williamsの名著「The Death of Ayrton Senna」に劣らぬ快著。一気に読みました。
グランプリ~Eternal TRUTH~
今まで2、3のオムニバスアルバムに収録されたものの、オリジナルアルバムは廃盤になって久しい1993年の佐藤準の名曲「A LATCHKEY」。93年~94年のフジテレビF1中継のエンディングテーマに使われていたので記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。
静かに、そして深く進んでいくピアノの旋律。聞く人の琴線を揺さぶる、少し悲しみの香りのするメロディ。
この曲はもともとF1中継用に作られた曲ではないと思いますが、F1のエンディングテーマの中で最高傑作だと思っています。94年もこの曲が使われたのはセナの事故とは全く無関係ですが、サンマリノGPのエンディングでこの曲が流れたとき、それはセナに対するレクイエムにすら聞こえました。
その「A LATACHKEY」が最もあるべき位置といえるF1のオムニバスに収録されて復活。個人的にはこの1曲だけで1,500円くらいの価値はあると思っています。
残りの1,000円分は1曲目の「BATTLE FOR THE CHAMPIONSHIP」です。これもフュージョン・ロックの名曲だと思います。爽快かつノリノリの気分にさせてくれます。
FORMULA ONE CHAMPIONSHIP EDITION
お手軽にレースしたいって人やF1知らない人には敷居が高いかも知れません。
COMとのバトルもなかなか楽しいもんです。オーバーテイクする時や
ケツに付けられた時の緊張感がなんともいい感じです。
が、気を抜くと縁石に乗り上げてアボンするから気を抜けずに疲れます・・
AIがなかなか賢いのでコーナ時に真後ろから突っ込んでくるなんて事はあんまりありません。
ただ横への配慮が足りないですな。インを突いてるのに幅寄せ+接触することが結構あります。
あとインターフェイスの改善を。
なんか素っ気無い作りと言うか、見難いと言うか、うーん性に合わないです。
マシンセッティングを保存できないのも×。さすがに毎回毎回いちから設定するのは
面倒くさいですね。
まあ、結構楽しめてますので概ね良好ってとこです。
次回作には更なる進化を期待。