国語入試問題必勝法 (講談社文庫)
表題作が一番おもしろい。 国語の受験問題に悩む受験生に、家庭教師が必勝の解答方法を教え込むという仕立て。 いい加減な解法を教えているわけだけれど、解法自体が受験制度に対する諷刺になっていて、 なまじでたらめといえなくなっているところが恐ろしい。 確か、作者自身が他の作品で、実際の問題に適用してみて、それなりに実用性がある解法だ ということを確認している筈。
身もフタもない日本文学史 (PHP新書)
機械的に、味気なく、文学史を丸暗記していた学生の頃に読みたかった。
日本の文学の流れが、よくわかる。
平安時代の、歌のやりとりが、現代のメールと同じだ、という話。じつになるほど!だった。
平安時代って、なんか四六時中、こまごまとやりとりして、めんどくさそうだと思っていたけど、なんのことはない、今の時代にやってることと同じだなあ・・と思うと、すごく身近に思えて、親近感持って読めそう。
江戸から、近代にかけての日本文学についても、その分析が面白いし、同感。
もっと、読みたい、と思った。これは、文学史を受験用に丸暗記して、つまんないなあと思っている学生にも、なつかしいなあ、この本読んでないけど、題名と作者は覚えたよなっていう大人にも、とってもお勧めだと思う。
わが子に教える作文教室 (講談社現代新書)
これくらいの販売価格で、子供のいる方はまず間違いなく、楽しい2時間強を過ごせると思います。こうして、ちょこっと書く時も言葉に敏感になり、無い技術を駆使しようとがんばってしまいますよ、きっと。これで〜?だから、上達はゆっくりと気長に見守って!
世にも奇妙な物語 映画の特別編〈特別版〉 [DVD]
雪山は単なるベタな都市伝説的な怖い話を
より臨場感あふれるリアルな惨劇に仕上げている。
一見頼りになる人間までもが
狂ってしまうという設定は秀逸だった。
忠臣蔵はコメディ系だけど、
他のチェスや結婚よりは中々深い話だと思う。