黒い看護婦―福岡四人組保険金連続殺人 (新潮文庫)
なぜキチンと医学を勉強した教養ある看護婦が他愛の無い嘘に振り回されながら、多くの殺人を犯したのか。それも、なんだか良く解らんブスなオバサンのために。どこにも魅力も無く、醜く、嘘ばかりなのに、いつの間にか都合良く振り回されている。第二主犯格の女性は、近親者を彼女のせいで手に掛けているのに、彼女の性欲を満たすためにレズビアンの相手までする。本当は皆嘘なのを良く良く分かっているのに、吉田純子に振り回される。女王様体質と浪費癖、虚言癖を補うかのような嗅覚の強さ。弱くて、振り回され易いタイプを嗅ぎ分ける能力は、吉田純子のDNAの中に刻まれた才能と言うべきか。
ホントに不思議なのは、共犯者全てが吉田の浪費・虚言癖を分かっているのに、彼女に振り回されている。いつか捕まる、いつかバレルことが分かっているのに、吉田に逆らえない。
もしかして、女王体質と奴隷体質は持って生まれてくるもので、それが合致するとこのような悲劇になるのではと変な感想を持ちました。
さて、私は奴隷?女王?。どっちにしても、犯罪の香りがしてイヤですね。人間の深淵を見てしまった感じです。それで途中で止めてしまいましたが、でも色々と考えさせられる本で、お勧めです。
ドラマCD ガンパレード・マーチ~新たなる行軍歌~第2巻
自分としましては『ドラマCD Vol.1』がとても良かっただけに、Vol.2を期待し過ぎてしまっていたようです。アニメ版から入った人は残念なことに、今回の新キャラ・岩田の絵柄がわからない。顔がわからないと、ちょっとドラマには入り込みずらかったです…(とゆうことで星3つです) ゲームを知っている人は岩田を堪能できると思いますヨ♪
外国人と対話しよう!にほんごボランティア手帖
この本は日本語ボランティア向けに書かれた本だが、現場のノウハウだけにとどまらず、日本語ボランティアのおかれている現状や背景もわかるようなつくりになっている。日本語教育について興味がある方だけでなく、すでに日本語ボランティアや日本語教育のある程度知識・経験のある方にも非常に役立つ情報が多いと思う。
冒頭であるように、この本に書かれているのは「『対話中心の活動』のススメ」で、「日本語の教え方」の本ではない。日本語教授法や文法にはほとんど言及はなく、実際のボランティアが知っておくべきこと、遭遇するであろう問題やその解決方法といったものが、非常にわかりやすく網羅されている。私は90年代に日本教育能力試験に合格し、日本語ボランティアの経験があるが、それなりに知識や経験があっても、この本の提示するアプローチは傾聴すべきで、また、有用かつ示唆に富んでいるアドバイスが非常に多いと感じた。
普段本を読まない人を意識したデザインになっており、人によってはかえって引いてしまうかもしれない。特に、第1章の一部は、漫画風のイラストが多すぎかえって読みづらいと感じた。
阿久悠を歌った100人~青春時代~
#18曲目に「純情」が収録されてます。コレだけでも買いです。
以下、収録曲です。
1. 朝まで待てない/ ザ・モップス
2. 白いサンゴ礁/ ズー・ニー・ヴー
3. 花のある坂道/ 大石悟郎
4. 若草の髪かざり/ チェリッシュ
5. 青春挽歌/ かまやつひろし
6. 吟遊詩人/ ガロ
7. 青春時代/ 森田公一とトップギャラン
8. 個人的メッセージ/ ハイ・ファイ・セット
9. メッセージ/ 都倉俊一
10. たそがれマイ・ラブ/ 大橋純子
11. 世迷い言/ 中島みゆき
12. 風来坊/ 加藤登紀子
13. 時代おくれ/ 河島英五
14. 哀愁物語〜哀愁にさようなら〜/ 村下孝蔵
15. ファンレター/ 南沙織
16. 三都物語/ 谷村新司
17. なぜ口笛を吹かなくなったか/ 森山良子
18. 純情/ 吉田拓郎&加藤和彦
19. ジョニィへの伝言/ 高橋真梨子
20. BOO〜おなかが空くほど笑ってみたい〜/ ゴスペラーズ
クライマックス 70’s ルビー
僕は20代前半の若者ですが、これは良いアルバムだと思います。テレビで見たことや父がカラオケで歌うので、知っている曲がいくつかありました。70年代はギター一本で歌うフォークソングが流行っていたと聞きます。フォークは暗いと言われがちですが、泉谷や拓郎が良い歌を作っていますね!バンドものは、はっぴいえんどや甲斐バンドが最高ですね。70年代を全く知らない人はぜひこのアルバムを聴いてください。