わびれもの (バンブー・コミックス MOMO SELECTION)
小坂俊史の4コマではないエッセイ漫画。
わびしく寂れた場所へと案内する漫画なのだが、駄菓子やとかまんだらけとかは
あまりわびさびを感じない。
かえって楽しくにぎやかな感じがするんだけど。
それはもう作者がその場所を楽しんでいるからにほかならないだろう。
富山県にある謎の(ぜんぜん謎じゃないんだけど、その場所だけ案内されたら
謎だろう)おおざわの石仏の森 なんかは作者の面白がりにのって、
思わずそこに観光に行きたくなる。その石仏を作った社長さんに会いたくなる。
山口のムーバレーにも行きたくなる。
炭坑跡とムー大陸の関わりをぜひとも自分で発見して理屈づけたくなるじゃないかこのやろー。
シリアスにしみじみ終わっても最後のコマのつぶやきでちゃんと
落としてくれるところはさすが4コマ王子ならでは。
ヘルメンマロンティック
一般的には"宅録"と聞くと基本的にはあまり良いイメージはないのかもしれない。大抵思う所は、その自己満足で独りよがりな感性をそのままダイレクトにセンスないままの映えない形にしてしまいがちなものが多いのもまた現実だ。
しかしながら今作『ヘルメンマロンティック』を世に出した、この若干PことKNOTSの"宅録"はその類にはあまり当てはまる事はなく、やり尽くされた感が否めないとも思われるポップ音楽やロックにありがちなテイスト/展開等に味を加えようと、自己的なオリジナリティを出してちょっと型にハマらないように逆らってみよう、、、とそういう訳ではなく彼の実に己自身に素直な気持ちを楽曲として掲示している。
男女の付き合い〜別れ、などをテーマとしているようでブックレットにも歌詞の隣に漫画のような構成でその雰囲気が伺える。
KNOTSの子供っぽさも残るしなやかに伸びていく高音ヴォイスにロック色のあるPOP音楽を軸としながら優しくしっとりしたバラードからプログレっぽさも感じさせるカラッとしたテンポとの曲調の加減度合いが中々クセになりそうなスピードロック、まったり感のあるアコースティックGの爽やかに響いた優雅に響き渡る曲..etc。
ただアルバム全体を見るとそこかしこに懐かしい子供の頃に遊んでいた昔の自分を思わせるような、優しい雰囲気に包まれた旋律をバランスよく組み立て奏でているので、昔の懐かしさに浸れるという意味でも素直に耳を傾けリラックスに浸れる自分としては聴いていて素直に心地良い。
音作りはまだどうしても宅録という事でプロダクションにも高質を残すには限界があるので仕方ないのだが、その範囲を留めて置きながらこのアルバムを聴く価値は十分にある。
イタズラなKiss~惡作劇之吻~ デラックス DVD-BOXII
最近になって原作本を入手し、改めてドラマのアレンジの良さを実感しました。
ストーリーの展開は確かに原作に忠実ですが、台湾の環境や文化に合わない部分や実際には不自然かな?思われる展開は自然、かつ納得のアレンジがしてあります。 また原作では滅多に表情を崩さない直樹の内面がていねいに表現してあり、それによりジョセフの存在感が数段アップ。
そして何よりおもしろいのが、原作にはないオリジナルなエピソードの数々。 テニス部の仮装パーティーで見せるアリエルのコスプレや松本姉の告白シーンなどは、絶対ドラマの方が可笑しくてスリリング。
何といっても最高なのは終盤、強力なライバルの出現で絶体絶命のピンチに見舞われた琴子が、どんでん返しのプロポーズにいたるあたり。 金ちゃんの切ない告白シーンもドラマのオリジナル。 よくぞここまで考え、作りこめたものだ・・・と改めて感動している今日この頃です。
韓国でのリメイク版は悲惨な視聴率となっているようですが、台湾版を愛するファンによる拒否反応なのかもしれません。
監督、脚本家、俳優などの波長がぴったり合った「旬」の時期に出来上がったこのドラマ、最高です。
ところで・・・ハイビジョン映像を見慣れるとDVDの画質の荒さが気になったりします。 しかも最近のプレイヤーやTVは次世代仕様のため、DVDを再生するとTV画面の両端に帯が・・・。
相変わらずDVD−BOXって新発売されていますが、TVでデジタル放送されたものの方が画質がよく、しかもフルサイズで観られるという哀しい現象が起きています。
ドラマのBOXもブルーレイ化はありえるのでしょうか? 実現したらこのBOXを真っ先に購入したいと期待しています。
もっといっしょにとれーにんぐ ひなこのほん
表紙の絵はあまり好きではなかったので心配でしたが、中身はひなこたんのイメージどおりな感じです。もっとボリュームをとも思うけど、1500円なら納得の内容でつよ。ひなこファンなら安心してお買い求めください。
クォン・サンウ 2009年 バースディーイベント(完全限定生産) [DVD]
ファンクラブでしか買えなかったのと、取材シャットアウトのイベントだったので
DVDが購入できるようになって初めて見られるイベント内容。
ディナーショー形式だったのですが、特筆はオープニングとエンディングのサンウの歌!
特に「ポゴシプダ〜会いたい」は感動ものです。
過去最高の出来栄えじゃないかな?
これだけにお金払ってもいいくらいです。