ウルトラC 【DVD】
超高速餅つきのように、息が合わなければ怪我をしてしまいそうな、再現性の難しい、ウルトラC級の楽曲が沢山収録されています。メンバー変更から 5 年経った、今の事変ならではのライブだと思います。
曲ごとにはっきりと色を変える、楽器や声。エレキ声全開で唄う「OSCA」や「FOUL」想いをありったけ込めて唄う「ありあまる富」や「スーパースター」美輪明宏さんの歌唱を彷彿とさせる「生きる」など、セットリストも正に多種目。
事変メンバー全員の、ファンやメンバーに対する "まごころ" が感じられる特典映像も素敵で、ほっこりと致しました。
観終わったあとは、マラソン完走したかのような充実感を味わえる作品だと思います。購入して本当に良かったです。
ボックス! 上
舞台は大阪。恵美須高校1年生の鏑矢義平はボクシング部に所属し、
選抜大会を制するなど府内で無類の強さを誇っていました。
ある日、その高校の女教師高津耀子は、電車内で彼に助けられます。
紆余曲折を経て部の顧問になった耀子と、鏑矢の親友木樽、鏑矢を慕う丸野。
彼らの物語がそこから始まったのでした。
「永遠の0」で有名な百田尚樹さんの長編小説です。上下巻構成で本巻は373ページ、15章です。
本巻では鏑矢・木樽と耀子の出会いから、インターハイなどでの鏑矢の活躍が記されています。
その中で描かれているのは鏑矢の強さや、高校生達の友情や恋といった青春ですが
最も強く伝わってくるのはボクシングというスポーツへの愛情です。
「ボクシングは単なる殴り合いではない」「ガードが一番大事だ」
といった部の顧問の言葉が強く胸に響きます。
ボクシング経験がある作者の叫びであり、ボクシングへの愛情の表れなのでしょう。
時折出るボクシング用語もさらりと解説されています。
ボクシングが好きな方はもちろん、青春小説が好きな方におすすめの本です。
とげまる
久しぶりのニューアルバム。
この3年にライブで3回、彼らに出会い待ちに待っていた。
シングルでCMで彼らの音を日常的に耳に出来る。
テレビでラジオで音楽雑誌で彼らの気持ちが伝わってくる。
こんな嬉しいことばかりの「とげまる」なのに・・・
最初からずっと、せつなさで泣きたくなるのは・・・何故だ!!?
出会えてよかったなぁ・・・・
生きててよかったなぁ・・・・
また、ライブツアーが始まる!!
ライブでのクオリティの高さは最高!!
この曲をライブで聞けるのを楽しみにしてる。
稼ぐ人はなぜ、長財布を使うのか?
人間は、他の動物にも人格を与え、擬人化して親しみのあるキャラクターを創造する。動物どころか、人形やぬいぐるみといった物質にも、女の子は一片の疑いもなく人格を見出し、可愛がったり一緒に遊んだりする。この本の作者の亀田氏は、お金にも人格があるというのだ。
お金はただの物質ではない。人類が、その文明の黎明期から生活を共にしてきたものだ。人格があっても不思議ではないだろう。そう考えた瞬間、これまで思ってもみなかった様々なことが見えてくる。新たな視点に気づかされ、目からウロコが落ちるような一冊だった。
長財布について話は展開されるが、「財布なんて何でもいいよ」と思わずに読んでみて欲しい。これは、お金論なのだ。アイテムとしての財布に興味のない人はいても、お金に興味のない人はいないはずだ。いや、最後まで読めば、成功論でもあることがわかるだろう。それも、とんでもない、いまだかつて前例のない成功論である。いま道に迷っている人、人生の転機にいる人、壁を破れず悩んでいる人、リストラされた人、すべての人に読んで欲しい。
500ほどの財布を鑑定してきた作者だが、おそらく私がいま使っている財布(ワゴンセールで1000円で買ったもの)は、500番目だと思う。だからこそ、この本に出会って良かった。
浪費、出費、投資、でいえば、この本の購入は「投資」だが、私は今までこんな安い買い物をしたことがない。
日本でいちばん大切にしたい会社
本書は6000社を超える中小企業の訪問調査を行ってきた大学教授が,「正しい企業経営とは何か」を提示している.その中で,規模は小さく,有名ではないが,正しい経営を行い,着実に業績を挙げている会社を「日本で大切にしたい会社」として,5社ほど詳細にその事情を紹介している.
本書によると,業績の悪い会社の経営者は,「景気や政策が悪い」,「業種・業態が悪い」,「規模が小さい」,「ロケーションが悪い」,「大企業・大型店が悪い」という“5つの言い訳”をしているという.つまり,業績が悪いことを会社の外部環境のせいにしているということである.しかし,著者が本書で紹介している5つの会社は,そのような言い訳は一切せず,そのような劣悪な外部環境下でも,着実に業績を上げているという.いかに経営者の経営理念や経営方針が,企業の健全な成長に大きな影響を与えているかということがよく分かる.
本書を通して,小さいながらも頑張っている会社が,日本にも少ないながらも存在していることが分かり,大変勇気づけられ,日本の将来に明るい希望を見出すことができた.現在,日本では100年に1度の経済不況と言われ,上記5つの言い訳をする会社が多いが,そのような経営者にぜひ本書を読んで,自社の経営に活かして欲しいと思う.