(初回生産限定) 傑作時代劇 長谷川伸シリーズ DVD-BOX
以前、東映さんのアンケートでこの作品のソフト化希望と書いたよううな記憶がある。そのおかげなのか、待望のソフト化。多分、この作品が好きな人はたくさんいると思うが、メジャーな作品に比べ影が薄いと思う。でも黄金期の時代劇が好きな人なら、この作品は楽しめるはず。(テレビ作品なので、映画に比べスケールが小さい部分もあるが、股旅ものなのでそれも違和感はないはず)
ただ、最近外国ドラマのソフトが格安値段で出ている時に、この価格はちょっと辛いかな。作品を未見の方も手に取りやすくするためにも、価格を頑張ってほしかった。
蛇足だが、この作品がu局で放送されたとき、1話と2話の間で、片岡千恵蔵氏が亡くなられた。(ちなみに2話に出演されている)ある意味個人的には、そんな思い出もある作品である。
劇画・長谷川 伸シリーズ 関の弥太ッぺ (イブニングKC)
過去の小林氏の作品を知らなくても十分に面白いが、知っていればさらに楽しめます。主人公を演じるのは柔道部物語の三五十五。一巻完結で読書後の後味がさわやかな作品。背景、細部までの書き込みも丁寧で美しい。小林氏独特の笑いもあちらこちらにあります。万人に受けるかは解らないが、娯楽はこうあるべきだなっと納得してしまった。人情あり、男気あり、チャンバラあり、笑いあり、涙あり・・・・これって昔のテレビドラマの時代劇そのものを漫画にしてしまった。台詞もカッコイイよ。
ブロードキャスト・トラックス TBS編
ザ・ベストテンは先般発売されたベストテンCDの黒柳&久米のタイトルコールの無いバージョンで、音楽を純粋に楽しめます。たけし城は途中でフェードアウトするので訳が分かりません!最後まで収録してほしいものです。ふしぎ発見は現在のもので、番組開始当初のものではありませんので残念!Gメンにいたってはレコードバージョン収録と残念のオンパレード!「クイズダービー」や「100人に聞きました」「わくわく動物ランド」はどうして収録できなかったのでしょうか。こんなことなら版権のOKが出るまで粘って、いい商品作りをしてもらいたかった。ベストテンの音楽以外、私には買う価値のないCDでした。
劇画・長谷川 伸シリーズ 沓掛時次郎 (イブニングKC)
長谷川伸シリーズ第1作の「関の弥太っぺ」がとてもおもしろかったので、第2作目はどうなるだろうかと期待していましたが、待った甲斐がありました。今回のメインの配役は「へば!ハローちゃん」からで、沓掛時次郎には雨竜光二、おきぬ役がハローちゃん。ストーリーは全く違いますが、おきぬとその息子を守ろうとする時次郎の想いが元作品での二人の関係を何となく想起させ、自分には2倍楽しめる作品でした。もちろん、単独の時代劇としての完成度も高く、おきぬのために出入りの助っ人として闘う時次郎の姿は鬼気迫る迫力です。また、言葉のしゃべれない太郎吉が時次郎に刀を捨てさせるシーンは胸を突かれました。長谷川伸の原作も映画も全く見た事はありませんでしたが、このシリーズは長く続いてほしいです。3作目がどうなるか今から楽しみです。
関の彌太ッぺ [DVD]
わが家では、ちょっと落ち込んだ時には「元気を出すん
だ」、友人が少ないとこぼすと「淋しく生まれついちまっ
て」と、本作冒頭の科白が飛び交います。
脚本は成沢昌成とありますが、当時助監督だった鈴木
則文、中島貞夫、牧口雄二が徹底的に書き直してしまっ
たといいます。鈴木則文は以前、少年時代に海岸で遊ん
でいたときに不発弾が爆発し友人を一瞬にして失ったこ
とを、また中島貞夫は本土決戦に備え竹槍訓練に励んだ
ことを記していました。本作でみられる、生きるということ
への慈しみにはそういう彼らの体験が、少なからず映され
ていると思います。
これは牧口雄二が語っていたことですが、本作のシナ
リオが配布されたとき、スタッフ一同が「これはいい映画
ができる」と直感したといいます。ラストで主人公が、あた
かもこの世に別れを告げるかのように菅笠を放り投げます
が、これは主演の中村(萬屋)錦之助自身のアイデアだっ
たとも聞きました。本作が多くの人の心を動かす名作とな
ったのは、映画づくりにかける撮影所の人々の様々な思
いが、股旅映画という伝統的な漂泊のアウトローの物語
に、グッとまとまった結果なのだと思います。
わたしの不動のベストワン映画です。