ジム・ボタンの機関車大旅行 (ジム・ボタンの冒険 (1))
私がこの本を読んだのは、10代後半だったと思う。「モモ」も「果てしない物語」も読んだ後だったが、とても面白くワクワクしながら読んだ記憶がある。
安易に魔法で解決しようとしない点にハラハラさせられ、描写がとても巧みであたかも目の前に風景が浮かび上がるかの様な感覚を覚えたものでした。
どの人物も(竜も)どこか愛らしく感じるのはエンデの人間性なんでしょうね。
母となり、あらためて読んでみた。彼の全ての命を思う気持ちが伝わってきた。
今はとてもバーチャルな時代。CGによって本物と見違うモノが当たり前にテレビに映し出される時代。
だからこそ活字からしか生み出されない感性を本当に大切にしたいと思う。
未来のある、少年少女にお勧めしたい本です。
テレビアニメ スーパーヒストリー 10「破裏拳ポリマー」~「勇者ライディーン」
ここにあるサザエさんは誰でも知ってる日曜6時半の歌ではありません。火曜に再放送していた方のミッチの唄うレアな歌です。探しに探したよぉ。オープニングもエンディングもどっちも癒される名曲だよ。
ジム・ボタンと13人の海賊 (ジム・ボタンの冒険 (2))
前回の冒険からフクラム国に戻ったジムだが、またまたせまいフクラム国での問題が浮上する。そこでジムは再び機関士ルーカスと一緒に、機関車エマとその子供モリーに乗って旅に出ることに。・・・
この物語は、『ジム・ボタンの機関車大旅行』の続編です。前回の冒険で世界中に友達が出来たジムとルーカスの名コンビが、またまた冒険に出発します。前回出会ったキャラクターが続々と再登場するのも、読者にとっては嬉しい限り。また、新しくジム達と友達になるキャラクター達も個性的。作者ミヒャエル・エンデの果てしなく豊かな想像力を心ゆくまで楽しめる作品です。
器用で知識が豊富で頼もしいルーカスと、勇敢で冒険心に満ち溢れる少年ジム・ボタン。2人が互いを信頼しあって進めていく冒険に、ハ!ラハラドキドキさせられっぱなしでした。前作と同じくモノトーンの挿絵も大好きです!