THE 京浜急行(通常版)
プレイステーション2版『トレインシュミレーター』の2作目は「京浜急行」、最近ですと「くりりの赤い電車」という曲で有名ですよね。
■路線■
神奈川県は三浦半島の『三崎口』~東京都の『品川』までが収録されており、他にも空港線『羽田空港~京急蒲田』までがプレイできます。
また現在高架工事中の京急蒲田なので、そろそろ見納めの蒲田踏切がゲームでは見れます(国道をまたぐ)。
ただ路線上では都営浅草線の『泉岳寺』までが入っていないのが残念。
■車両■
最新型の新1000形から一時代を築いてきた700形まで乗車可能で、快特に乗車すると120キロ運転が可能ですし、また1500形と旧1000形の連結運転も可能なダイヤがございます。
なんといっても新1000形と2100形のどいつシーメンス社製「VVVFインバーター」の奏でる音階は良いですね。
■操作■
この線ではATSを使用しており、その種類の中でも車内にATS速度表示が表示されますし、B点など各種運転要素が含まれておりやり込める要素タップリです。
Train Simulator 京成・都営浅草・京急線
やはりこのような電車のゲームでは、なにが難しいか。
それは当然、「停車」にあります。
何百メートル、何千メートルも先にある停車板に、
数センチ〜数十センチの範囲内で止めなければいけないわけです。
わたしもこのようなゲームをなん度もなん度もやっていますが、
もちろん、ときたま失敗したりします。
初心者には、かなり難しい、でも、慣れてきれいに止められると楽しい。
でも、当然止められなければいらいら……。
そんな状況を解消させたのが、このゲームです。
なにがすごいかといえば、「ブレーキナビ」というのがあるからです。
どのようなものかといえば、たとえば、残り300メートルなら、
B3を使えば止められる、というのが一発でわかります。
最初、ちょっとわかりづらいのですが、慣れればすぐにわかります。
百聞は一見にしかず。
実際にどのようなものか、買ったらすぐにチェックしてください。
さて、もちろんこのゲームも実写です。
本物の映像が、ゲームで味わえるわけです。
近辺に住んでいて乗ったことあるひと、ないひと、関係なく楽しいです。
さて、ではなぜ全体的な評価が星4つか、という点。
1つ目は、非常に運転時間が長く、疲れてしまう点。
試験では、最大2時間もの運転をしなければなりません。
でもセーブできないので、ポーズをして休憩しなければなりません。
セーブがあればな、というもの。
でもPSP版では解消されています、さすがです。
2つ目は、『京浜急行』と同様、映像の使いまわし。
何個かパターンがほしいところですね。
なん度もやってしまうと、多少飽きてしまいます。
でもとても楽しいゲームです。
ブレーキナビを駆使して、出発進行!
鉄道ゼミナール音楽編
向谷実&SUPER BELL"Zによる、国内大手私鉄各社のテーマミュージック集です。
特筆すべきは、16と19で聴けるカシオペアサウンド。
すぐに野呂一生さんの音とわかるギターを聴くと、思わずうれしくなります。
「Train Simulator」に収められていた曲の再アレンジとはいえど、現在活動休止中のカシオペアの演奏が新譜で聴けるのは、何とも得した気分です。
もちろん、全編にわたり鉄道ファンとしても楽しめる構成になっています。
京浜急行のいわゆる"ドレミファインバーター"をベースとした曲(8)には思わずウケてしまいましたし、京阪電鉄の発車メロディーメドレー(14)も待望のCD収録です。
小田急沿線在住としては、向谷さんらしさが感じられる小田急のイメージ曲(6)もうれしく、本当に発車メロディーか列車接近メロディーとして採用してくれないかな、と思ったりします。
向谷さん作の曲は、「向谷節」ともいえる音の使い方が表れていて好きですし、SUPER BELL"Z作の曲は鉄道エンターテイメントとして素直に楽しめます。もっとも、SUPER BELL"Z作の9は、クレジットを見るまで向谷さん作の曲かと思ったほどで、お互いに影響しあいながら作品作りをしているのだなぁ、と感じました。
鉄道ファン向けの作品ではありますが、音楽としてのクオリティも高く、いろいろ楽しめる一枚です。
Mobile Train Simulator 京成・都営浅草・京急線
PS2版のTS代表作『京成・都営浅草・京急線』のモバイル版。
PS2版では専用コントローラで操作性を上げていたが、PSPの今作はモバイル版について回る操作性の悪さを、試験でのブレーキナビゲーションシステム使用可能という事前にどのあたりでブレーキをかければよいかというのが把握可能となり、操作の遅れを最小限に留めるようなつくりになっている。
映像なども、PS2版に比べれば劣るがモバイルとしては上出来なところである。また、運転時間が最長2時間という長時間にわたるため運転中の中断セーブも可能になった。
モバイル版の鉄道シミュレーションゲームとしては細かい作りになっており、値段も買って損はないという価格である。
些細なこととして注文をつけるならば、PSPのワイヤレスLAN機能を活用して電車でGO!POCKETのように名刺交換などがあったら面白くなったかもしれない。