秘密のスイーツ
林真理子さんならではのテンポの良さ、ストーリーの面白さで大人の私も夢中で読んでしまいました。
文体は親しみやすく、けれども、戦争の悲劇や、物が飽和する中で育つ、現代の子どもの幼さを子ども自身にさりげなく伝えてくれるものです。
本の苦手な小学校4年生の娘が一気に読みました。
3年生ぐらいから大人まで楽しめる本だと思います。
林さんにはこれからも児童書を書いていただきたいです。
誰かが私にキスをした [DVD]
監督が海外の方ということもあってなのか、
邦画っぽさをあまり感じなくてそこがいい味になっています。
海外の方も沢山出演されていて、
インターナショナルスクールが舞台というのも奏功してます。
ストーリーは記憶喪失を絡めた結構見うけるパターンな様な気もしますけど、
キャスティングが秀逸なおかげで結構楽しめました。
キャラを始め人物設定や相関関係が面白味を増しています。
マツケンさんの陰のある感じも雰囲気があっていいですし、
手越くんのコナンみたいな?知的キャラもナイスです。
もちろん堀北真希さんも負けていません。
その他のメイン以外の出演者もみんな好演です。
ジュリアの姪エマ・ロバーツやブレイク必至の桐谷美玲さん、
渡部篤郎さんのパパ役どれもいい!
映像的にもファンタジー色が随所にあって楽しめる作品です。
潔く柔く 13 (マーガレットコミックス)
表紙にすべてがあらわれている・・・カンナ、よかったねー!
カンナをはじめ、みんながハッピーエンドとなって胸がほっこり。
それぞれの登場人物がつつましくも当たり前の日常、幸せを取り戻してよかった。
それを読者として見届けることができて、ほんとしあわせな気分で終わりました。
あれだけいろいろな登場人物、エピソードがからまっていたのに、
きちっとみなおさまるところにおさまったのがすごい。
いくえみさんのこういう連作系のお話(バラ色の明日とか)は、
「で、その先みんなどうなっちゃったの!?」的なものが多いので、
気持ちもすっきりしました。
どの登場人物にも共感できて、みんなの幸せを願うことができて、
それぞれがみんな幸せになる。なんてハッピーな終わりかた!!
番外編の百加と古屋のエピソードで、さらにしあわせいっぱい、
いくえみワールド満喫しました。
いとしのニーナ 4 (バーズコミックスデラックス)
やっと、やっと完結です。
ニーナ、相変わらず暴走しています。
あつし、相変わらず考え続けます。
最終巻にして、「いとしのニーナ」、
題名に心底納得。
ラストは、若干切なくも、希望を持ちたいな。
この作品はずっと、装丁がすごく丁寧できれいで、大好きでした。