兄妹はじめました! (4) (まんがタイムKRコミックス)
ついに完結。
あんまり突っ込んだ話をしはじめられても重くなるだけなのでそれなりに良い落としどころだとは思うんだが、
せっかくだからもう一歩ほらこう、あれだ。
そういうのがほしかったような。
ところで結局そのお面は何だったんだ。
兄妹はじめました! (2) (まんがタイムKRコミックス)
主人公である義理の兄妹と、親交ある血縁の兄妹の2組4人を中心に、好きとか萌えとかギラギラした設定をあえて前面に出さず、「好きだけど萌えなんだけど」とりあえずココ座って茶でも飲もうぜ的くつろいだ日常生活が妙に好ましい、僕にとっては気の置けない作品ですね。大雑把なのに小癪に愛らしい愁☆一樹氏の作画もマッチしています。
くっついて欲しいカップル(組み合わせ)と、くっつくしかないカップル(結び合わせ)がだいたいイコールの幸せな予定調和、こじんまりとした世界観にあって、甘さひかえめ無責任に安穏とした恋愛時空はいっそいつまでも終わって欲しくないなあと思っていたところ、この2巻終盤から登場してきた双子兄妹が台風の目予告。とはいえその進路予想図(ツンデレ注意報)は既にミエミエという感ありやなしや・・・。
ドキドキが日常に吸収されてしまった"好き"、まるでげっぷすることを忘れた炭酸飲料みたいに締まりのない2兄妹の"たすきがけ"は、双子台風の衝撃によって何か"あたりまえの想い"を吐き出せるのかな。
兄妹はじめました! (1) (まんがタイムKRコミックス)
いわゆる巷に溢れている「お兄ちゃん大好き!」系のマンガとは違って、わりと実際にありそうな兄妹のすがたを描いています。
そして残念なことに、帯に書いてあるようなキャッチコピーから聯想されるようなラヴな要素はひとかけらもありません(爆)。
よくある「妹萌え」に食傷気味の方におすすめかもしれない。
個人的には同作者の1年777組より面白いかも、と思ってたりします。