教えない教え (集英社新書)
ベイスターズ監督時代の権藤氏は「放任主義」といわれますが、わたしは決してそうではないと
思っていました。放任しておいて、セ・リーグ制覇などできるわけがないと常々思っていました。
本書を読むと、権藤氏自身も「放任」しているわけではないと言っています。選手を大人扱いして、
選手それぞれの自主性や向上心を大切にしているということです。そういった権藤氏の考えは、
メジャーリーグからきているというのは意外でした。
本書の冒頭にも書かれているように、この本は権藤氏が「監督としてこれだけしてはいけない」
と思っている「べからず集」です。そのため、仰木監督などへの批判が書かれています。それが
少し大人げなかったので、★4つとしました。
