ベスト・バロック100
価格は同じクラシック系では3,000円と平凡だが、6枚組は想像していたよりもボリュームが多い。
クラシックにこだわりのある人はこの選曲は許せないかもしれないが、それ以外の人なら楽しむことができるだろう。
6枚のCDはそれぞれ異なるコンセプトで選曲されているので自分が好きな曲調を選んで楽しむことができる。
さまざまな音楽家や楽団の曲が収録されているので、自分に合うものを探しているときには便利な1枚。
このCDで幅広くクラシック音楽を聴いてみて、もし気に入った作曲家がいれば次はその作曲家の音楽を買って深く掘り下げてみるというのも良い。
クラシック音楽に興味を持っているが、何から聴いたらいいか分からないという方にもおすすめする。
自分のお気に入りの1曲を探すことができれば、生涯の友として長くつき合うことができるので幅広く聴くのは悪くないと思う。
機動戦士ガンダムSEED 連合VS.Z.A.F.T
かなり以前に購入して未だにプレイしておりますが、このゲーム最大の欠点は、やり込み要素が少ない(ない?)ことでしょう。1人でプレイしても飽きがこずに長く楽しめるかというと、必ずしもそうではないかと思います。ただ、プレイの仕方によっては、欠点を補って余りあるほど楽しめるかと思います。2人での対戦や協力プレイ(操作がシンプルなので小さい子供でも出来ます)は、忘れた頃にまたやりたくなりますし、長く楽しめるかと思います。また、原作で使用されていたオープニングの曲等をBGMに使用可能だったり、キャラがカットインし多少は喋るので、雰囲気は盛り上がります。もちろん、原作に登場するMSやパイロットを色々な組み合わせで使用可能なので、ifも味わえます。間もなく、続編が発売されますが、vsシリーズをまだプレイしたことのない方は、こちらを中古等で安価に購入し、お試しになってからでもよいのではないでしょうか?
リネージュ THE CROSS RANCOR エピソードV プレイヤーズバイブル
とにかく、テストを繰り返し、淡々とデータを並べる本のつくりがイイですね。
ゲーム全体をカバーしている「攻略本」ではなく、ゲームの概要をある程度理解している人の「知りたいトコロ」を、いい切り口で掲載してくれてます。
いままでのリネージュ関連本で一番好きかも。それにしてもバトルタイガーは強い!
ベスト・スピリチュアル100
中世やルネサンス時代からの選曲もあるのでマイナーすぎと思われるかもしれませんが
当時の代表曲ばかりですので捨て曲無し。「素晴らしい」の一言に尽きます。
私は毎晩寝る前に聴いてましたが、本当に心が洗われました。
純日本家屋の和室にコタツだろうが、目を瞑ればいいのです(笑)。
すぐにマリア像や天使の絵画が浮かんできます。
各社から溢れる程のベスト100シリーズが出ている中、
このカテゴリを取り上げてくれたのはEMIだけだと思います。
21世紀に、ここまで豊富な古い宗教曲が聴けるなんて奇跡に近い。
100曲の中から敢えてベスト1を選ばせて頂くと、
メンデルスゾーンの『谷川の流れに鹿が集うがごとく』でしょうか。
まさにギムナジウムに集う少年たちの静謐で繊細で透明な世界。
このCDをBGMに竹宮恵子さんや萩尾望都さんの作品を読むと泣けます。
prayer
前作の「BIBLE」が歌唱力・曲の完成度も高い会心の作だったので、今回も期待して購入
しました。感想は…んんっ、エクスタシー!この一言に尽きますね。白石部長役の細谷さ
んの歌唱力が高いことは勿論のこと、曲も期待を裏切らない出来でした。
前作の「BIBLE」はロックだけれども、饒舌な比喩表現がどこか神秘的で、まさに初登場の
頃の白石部長が四天宝寺というレベルの高い学校の部長だけど、その実力はベールに包ま
れている雲隠れのような存在でした。不二戦でも「四天宝寺のバイブル」と呼ばれるにふ
さわしい圧倒的なパーフェクトテニスを見せつけ、彼が持つ神秘性は揺らぎませんでした。
「BIBLE」とは白石部長の存在を外側から観て的確に表現した、まさに記号のような曲です。
この曲も素晴らしく、白石蔵ノ介という一キャラクターの魅力を存分に引き出していまし
た。
しかし、そういう意味では今回のこの「prayer」という曲は前作とは対照的です。「BIBL
E」が無機質でクールなロックサウンドと饒舌な比喩的表現で白石部長の外側の世界=つま
りはカリスマを表現していたのに対し、今作はアグレッシヴなダンスチューンに乗せて白
石部長の内に眠る熱い思いが実にまっすぐな言葉で表現されています。四天宝寺を全国に
導くためにパーフェクトテニスを貫き、あくまで勝利にこだわり挑み続ける彼のplayer=
選手としての姿が、実に鮮明に描かれています。BIBLEが彼のカリスマとしての外側の世界
を描いた曲であるなら、prayerとはまさにテニスプレイヤーとしての彼の内側の世界が描
かれている作品と言えます。
先ほど、彼の存在は神秘的であると先述しました。確かにそれも彼が持つ一面の一つだと
思います。ですが、この曲を聴いていると、白石蔵ノ介はカリスマである以前に大好きな
テニスの世界でただひたすらパーフェクト、実際には存在しない到達地点という名の夢を
追ってひたすら走り続けるただ一人の少年のように感じます。
「この声が今も鳴りやまない 油断 するなと 叫び続ける」
彼はそう叫んでいます。BIBLEという名のベールを捨てた彼はただ一人のplayerとして、自
らの中に眠る熱い思いを聴く側に発露します。そんな彼の内側の世界に白石部長のファン
なら惹きこまれ、ますます彼を好きになること間違いはないでしょう。
買おうか買うまいか悩んでいる方、是非手にとって一度聴いてみてください。生身の白石
蔵ノ介がこの曲の中に詰まってます。そして、まだBIBLEを聴いてない方はそちらを先に聴
かれることをオススメします。
※追記:タイトルはplayerではなくprayerだそうです。一部修正しました。すみません!
prayer=祈りという意味だそうです(20090605)