イマージュ3 [トロワ]
Imageシリーズは絶対ハズレなしですね。3を買って改めて実感しました。個人的に2よりもお薦めしたいです。いわゆるいい曲の寄せ集めではなくて、ジャケットから曲順まで、「癒し」をテーマに構成しています。今回も気に入った曲がほとんどでした。
「image3から聴きたいんだけどimage1を買ってなくて、1から集めるのめんどいな」と迷っている人や、「最近オレ癒されて無いなー」って人、「何か無性に今『いい音楽』聴きたいな」っていう人にお薦めです。
天使の歌声
ソロ一作目。色々な試行錯誤があったそうだが、それだけの価値のある一枚。
一曲目の「トラベリング・ボーイ」からアートの歌のうまさだけではない、表現者として力量が感じられる。
全体的に若々しさが感じられ、うーん、青春の一枚だなーと思える。
個人的には「君に歌おう、僕の歌」がアートにしては珍しくリズミックな曲で心楽しくなるのが良い。
もちろん「All I Know」も曲の持つ魅力を最大限に引き出していて、ベストです。
少々、ポールの才能の影に隠れてしまいがちなアートの力が十分に実感できる一枚です。
ジェラシー [DVD]
男と女の危うく脆い関係を見事に映像化してくれたのは、ニコラス・ローグ監督。この人、結構カルト的人気の作品を撮ってます。(赤い影、地球に落ちてきた男等)時間をバラして再構築する手法は今でこそ当たり前だが、この当時は画期的。役者も素晴らしい!なんといってもテレサ・ラッセルの魔性女っぷりには参ります。この手の女性が目の前に現れたら男はみな.....(笑)。だめ男の典型、あのアート・ガーファンクルが魅せてくれます。男のジェラシーが最高潮に達した時.......。そして、最後に衝撃の事実が判明する。それは観てのお楽しみ。
愛の狩人 [VHS]
とにかく映画1000本くらい見たのかな?「愛の狩人」ほど衝撃を受けた映画はない。私の中学生からのセクシーアイドルでお色気攻撃の絨緞爆撃で第一志望の早稲田の政経や一文を落ち滑り止めの二文と社会科学しか受からなかったほど。時には苦痛なほど大好きなアン=マーグレット。1960年代はヌードは絶対になかった。それがニクソン政権のポルノ解禁である。この映画を見たのはマルクス主義学生同盟に加盟書を書いていたときだから1971年か。とにかく他の奴らにアン=マーグレットのヌードを見せたくなかった。もう呆然としたな。ビデオで見直すとキャンディス・バーゲンも出ていたが憶えていないほど。バーゲンも嫌いではないが。Aさんに「好きな女優は誰?」と聞かれて即座に「アン=マーグレット」と答えたら「ふーん 」と意味深な微笑み。たぶん「いやらしい」という意味でしょう。女性から見るとアン=マーグレットは「淫蕩な」イメージがある。口元が。「キャンディス・バーゲン」と答えるべきだった。
Art Garfunkel simply the best
98年欧州向けに選曲されたベスト。73年のソロデビューANGEL CLARE(名作)から93年の変則編集盤UP TIL NOW(←推薦!)までの20年間の7作品から満遍なく20曲75分収録です。
1曲目のBRIGHT EYES(79年全英1位!)からアーティの美しく気高くどこか悲しげな歌声をたっぷり堪能できます。ベスト盤はいろいろ出ていますが、これが一番お買い得です。
アーティはヒット曲に限らず名曲だらけなので(というか名曲しか歌わないので)選曲は非常に難しいですが、1STの大傑作「青春の旅路」と「友に捧げる歌」の2曲が収録されていないことが残念ですね。
このベストを気に入った方は、ぜひ1STアルバムも聴いてください。「明日に架ける橋」を超える感動が待っていますよ。