![]() いちご同盟 (集英社文庫) |
私はこの本を中3の時、兄の薦めで読んだのですが、この時受けた衝撃を今でも忘れられません。ラストの父の話の所を読んでいると、突然視界がぼやけて文字が読めなくなったのです、何が起こったのか分からないくらい涙が滴り落ちていたのです・・まさか自分が本でここまで泣くとは思いもしなかったのです。 私はそれまで小説をほとんど読んだことなく、本に多少偏見を持っていたのですが、この本を読んで180度考えが変わりました。本は人の心を豊かにし、本を読んでいる間はその本の主人公になり、普段体験できない事も読んでいる間実現可能なのです。 私は本当にこの本が気に入り高校に行っても、友人に薦めたのですが、 『今では共感できない。中学生の時読みたかった・・』と言われたのを今でも覚えています。 私はすごくショックでした。 その時、本は読む時期が凄く大切であると実感しました。 ですから、今中学生の皆様、どうか15歳までにできれば読んでいただけば幸いでございます。 それ以上の歳になっても楽しめますが、特に中3の時読めば、一生大切にしたい本になると思います
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![]() 書く前に読もう超明解文学史 ワセダ大学小説教室 (ワセダ大学シリーズ) (集英社文庫) |
近代・現代の日本文学史について書かれた本です。特に第二次世界大戦後の現代文学に重点がおかれており、主要な作家を網羅しています。現在活躍している作家が、どのような「世代」に属し、どのような作品を書いているかが簡潔明解に解説されています。 大学での講義がベースになっているため、わかりやすくかつ読んで面白い構成になっており、初学者のための現代文学史解説書としても役立つでしょうし、これから現代日本文学を読んでみようという人の読書ガイドとしても好適だと思います。 |
![]() 堺屋太一の青春と70年万博 |
堺屋太一氏は小説家、元経済企画庁長官、評論家と様々な側面を持っているが、1970年の日本万国博覧会開催を作った人でもあった。本書では「団塊の世代」を世に問うた頃までの堺屋氏の行動や時代背景を描いている。
自分が印象を強くもったのはベートさんというドイツの女性だ。彼女は常に時代の5歩も6歩も先を読んで投資活動をしていき、のちには石油ショックを見抜き、数年前までもてはやされていたデリバティブを取り入れるなど、20年以上も時代に先んじることになる。そのために彼女は恐れずにリスクをとっていくが、その背景には父親がゲシュタポの司令官として戦後の裁判で処刑されるという、彼女にとっての大きな不幸が影響しているだろう。反面、堺屋氏はそのような不幸を背負ってはいないが、時代を読む目とごく自然な気持ちでリスクをとっていく姿勢の両方をベートさんから学んだであろう。 時代に翻弄されながらも、やがては時代を乗り越えていったベートさんの生き方が自分には新鮮であった。(ベートさんの最晩年と死後はもっと劇的だ。ぜひご一読を) |
やがて笛が鳴り僕らの青春は終わる (Last Whistle) by Sugimoto Atsuhiko
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