のらくろクン DVD-BOX2
主題歌はBaBeではなくなり、MEGUという今ではどこに消えたのかというアーティストの曲ですが、そんな事は置いといて・・・。DVD-BOX(1)同様、世の中がバブル絶頂期の頃、のらくろクンが主人公(男の子)の家で一緒に暮らすというほのぼのした内容で、戦時中の漫画とは無関係(時代構成や内容など)のアニメだと言えます。声優も坂本千夏(のらくろクン)、八奈見乗児(祖父・くろ吉)と豪華。初代のらくろを知ってる方にとっては違和感を感じるアニメかと思いますが、このアニメでのらくろというキャラクターを知った方にとってはとても懐かしく思えるのではないでしょうか?。
NHK映像ファイル 「あの人に会いたい」DVD-BOX
様々な逆境にも負けず、ただひたすら自分の信念、夢に向かって純粋に突き進んできた偉人達の生の映像、声に触れられる素晴らしいDVDです。
皆さん活躍の分野は違っていても、誰もが根底に”本当にこれが好きだ”という強い信念を持ち、時には揺らぎながらも自分を励ましながら困難に打ち勝って行く人間像が素晴らしく描かれています。
戦後の高度成長、バブルが終わり、現在の日本は未来が見えないまさに迷走状態です。
それでもひとつの”国”としてこれからも国際社会で生き残って行く為には、資源のない私達は”人”で勝負するしかありません。
司馬遼太郎さんのコメントでも出てきますが、”素直で賢い自己を持った若者”に頑張ってもらうほかないのです。
このDVDを観て一人でも多くの若者が触発され、未来大いに世界で活躍してもらいたいものです。
のらくろ漫画大全 (スーパー文庫)
故・田河水泡の最大のヒット作「のらくろ」の全ての話を載せたのがこの一冊である。
のらくろと言えば、愚生が小学校の頃に週末になるとよく市立図書館へ通っていて、その時に図書館所蔵ののらくろのマンガ(当時は終戦から40年経っていた)を見つけて読み、ハマってしまった覚えがある。結局全巻読破してしまった。
その後も再販の文庫サイズのものが欲しくなって一冊購入したのだが、すぐに読んでしまい、またその数年後に見つけたのがこの本であった。
流石に全話載っているだけあって申し分無い出来だ。ファンからすると豪華で、これ一冊持っていても損は無いだろう。
先日、自分の部屋を整理していた時にふとこの本が出てきたので、一息つけて読んでしまった。
たしかに今見てみると、当時の子供に戦争がいかにカッコいいかを思わせる様に仕向ける内容だったかもしれないが、少なくともこの日本国内に於いては戦争の無い現代、あらためて見ると(人ごとかもしれないが)これはやっぱり名作だなあと感じてしまうのは愚生だけだろうか?
のらくろ ひとりぼっち―夫・田河水泡と共に歩んで (光人社NF文庫)
クリスチャンでもあり、私から見れば人生の先輩として歩んでこられた潤子氏のこの随筆は、若年の人には語れないだろうと思う滋味ある言葉や経験が綴られていて、面白く読ませていただきました。筆者の兄・小林秀雄氏をはじめ、潤子氏の周囲の人の言葉も、良いです。田河水泡氏は私にとって、子供の頃図書館で読んだマンガ「のらくろ」の作者で、平たく言ってしまうと、おじいちゃんというのか、昔の人、という大分類。けれど本書でその純粋な人柄と、自分の生まれた時代と向かい合って生きた一人の男性の姿を垣間見ました。