涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)
短編の中では『エンドレスエイト』 がナカナカの出来。
長門のポーカーフェイスキャラが少し崩れる「射手座の日」も何気に前巻「消失」の伏線になる事に注目。
全体的に消失のテンションを維持したまま、読み応えある秀作が短編で揃いオススメ。
新釈四谷怪談 (集英社新書)
現代でも活躍するたたり神「お岩さま」。
その源である鶴屋南北の『四谷怪談』のあらすじ、
お芝居が成立した時代背景、公演のいきさつ、
お岩さんのモデルなどを考察し、
今も「たたる」といわれるパワーのありかを考えた本。
作家である著者が、江戸文学の作家をとりあげたいと考え
書き上げた本です。
専門家でないゆえに、著者がさまざまな資料に当たって
支持する説が、支持しない説とともに紹介されています。
まじめで謙虚な姿勢が好感度高いです。
内容も、さほど詳しくない自分には、
新しい情報がいっぱいで、興味深かったです。
涼宮ハルヒの憂鬱 鶴屋さん (1/8スケールPVC塗装済み完成品)
サンプルを見て凄く楽しみだったのですが、今までサンプル画像のクオリティを保っていたマックスファクトリーのハルヒシリーズにしては、製品になった際にクオリティが落ちています。
顔に微妙な違いがあるのはまだ許容範囲内ですが、首の角度が顎を引いた形から真っ直ぐになってしまったせいでポーズに違和感が出ています。
出来は悪くはないですが、サンプル画像を見て買おうと思った方は店頭やレビューサイトなどで一度実物を見て納得した上で買われた方が良いと思います。
TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」キャラクターソングVol.5 朝倉涼子
『涼宮ハルヒの憂鬱』キャラクターソングシリーズ第5弾。第4弾までのキャラとはほぼ真逆の立ち位置にある朝倉涼子がテーマであるだけに、これまでとは一風変わったキャラソンになっていることを期待して拝聴しましたが、見事に期待に応えてくれる内容でしたね。
このキャラソンシリーズ、全てのキャラがソロで『ハレ晴レユカイ』を歌っていますが、4弾以降はキャラの特徴に合わせて一部の歌詞が手直しされています。それを是とするか非とするか聴き手によって評価が変わってくる点なのですが、個人的には、キャラソンなのだからそれぞれのパーソナリティに合わせた改変はあってしかるべきだと考えています。この『Ver.朝倉涼子』は、決して大幅に歌詞を変更している訳ではなく、要所要所だけを巧みに変更する事により、元の『ハレ晴レユカイ』のテイストを残したまま全く逆の印象を聴き手に与えるという離れ業を成しています。脳天気で明るい『ハレ晴レ』がよく聴くと全く違っている…特に「手と手をつないだら」から始まるフレーズはその傾向が顕著で、これは「制作者にしてやられた(無論+の意味)」と言う印象を強く持ちました。
勿論『小指でぎゅっ!』『COOL EDITION』の2曲もキャラソンとしての完成度は非常に高いです。前者はイメージとしての、後者は実体としての朝倉涼子をそれぞれ表現している訳ですが、曲調、アレンジ、歌詞、歌いっぷりに至るまで、とにかくこだわりぬいたスタイルが貫かれていますね。
『小指でぎゅっ!』は少々懐かしいアイドルポップ調の穏やかなメロディに、やはり少々古い青春路線全開の歌詞を載せて学園のアイドル・朝倉涼子を表現しています。
一方『COOL EDITION』はロック調の緊張感の高いシャープなメロディとギターソロが印象的。歌詞も長門有希の『SELECT?』に対するアンサーソングのようで、朝倉涼子の本質を如実に描き出していますね。
TVアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」新キャラクターソング Vol.06
二番目にがっかりさせられた曲です・・・
鶴屋さんのかわいらしさはいいのですが
軽い感じの曲ではなくてもう少し重厚感が
ある曲を期待していたのですが・・・
しかし松岡さんの歌唱力は本当にすごいと思いました!
声に関しては全く違和感を感じませんでしたよ〜