図解でわかる刑事訴訟法 (入門の法律)
本書は刑事訴訟法を学ぼうとする方にぜひ一読していただきたい。非常に解説は丁寧だし、用語の定義も分かりやすい。
専門性を要するときに発展しやすい。というのは発展的学習につながりやすい。体系だっている。良書です。
わたしは家裁調査官
朝日新聞に発達障害と犯罪に関する記事を書いてらっしゃったのをきっかけに購入しました。
おもしろかったです♪
著者は現在大学で教鞭を執っておられますが、家裁調査官時代の著書で、
個々の取扱事件を物語/小説のように描いて下さっていて読みやすい。
3時間ほどで一気に読みました。
読書の醍醐味たる新しい知見は、例えば(1)家裁調査官制度はユニークなもので、
諸外国から「日本裁判制度の珠玉」と評される事もあるという事。
(他の法制度同様、独仏米等から導入したものかと思ってました。)
(2)また、具体的なケースに取り組むに当たって、三世代にもわたる身分関係図(人物相関図)「ジェノグラム」を作成し、それぞれの人物の属性や現状(「ニコニコ顔」に「泣き顔」等)を書き入れ、
どこに「おばけ」がいるのかを探すということ!
(「おばけ」というのは、当該少年少女の非行の原因。)
(3)もひとつ、この家裁調査官になるのは「狭き門」で、それゆえ合格者は高いプライドを持ちがちだけれども、その「高いプライド」が仕事には役立たない、なんて処などなど。
子を持つ母親として『本当にそうだな』と思わされたのは、
学校生活で「いじめ」が発生すると、いじめられた側のケアがまず優先されていじめた側は糾弾されておしまい、みたいな。
が、根深い問題と辛い思いを抱いているのはいじめた側である事が多いのに、
充分なケアがされるゆとりがない、という事;;
こどもを持つご両親や学校の先生など、こどもに関わってらっしゃる方は読んでソンのないだろう書籍デス♪