バンギン・ベリービーツ
モニターヘッドフォンをつけてターンテーブルを操作する女性ベリーダンサー。
こんな素敵なジャケットを見せられたら即行で買いでしょうがっ!
まったくレコード会社もアコギなもん売りよるなぁ、おかげで財布のヒモがゆるんじゃいましたよん。
このCD、ベリーダンサーの方たちが踊る為だけでなく、きっちりクラブ・サウンド・ファンの鑑賞に堪え得る造りになってるのがイイですね。
そう、ジャケット買いは正解だった訳でして、毎日楽しんでおります。
エレクトロなアラビック・サウンドをお探しで、でもベリーのなんたるかを押さえてるCDをお求めの方にオススメいたします。
全14曲、61分間、至高のひとときを送れますよ!
イルザ アラブ女収容所 悪魔のハーレム ヘア解禁リマスター版 [DVD]
『イルザ ナチ女収容所』のレビューでも書いたが本DVDは以前、発売されていた旧DVD盤と比べてボカシがなくなり(ヘア無修正)、デジタルリマスターのお陰で見やすくなった。やはりアンカーベイ社のマスターを使用している(オーディオコメンタリーが『ナチ女収容所』『アラブ女収容所だけにしか収録されていないのはその為、ちなみに『シベリア女収容所』はアンカーベイから発売されていないらしい)なお、オーディオコメンタリーを観ていて初めて知ったのだが、クレジットに出ている出演のダイアン・ソーンと監督のドン・エドマンズ以外は皆、偽名だったとは…。それと『ナチ〜』は知ってはいたけど『アラブ〜』も全て実話に基づいて製作されているのはオーディオコメンタリーを聞かなければ分からなかったな〜。
コウケンテツ 僕の大好きな、ソウルのおいしいお店 (アサヒオリジナル)
これまでソウル行っても「東京で食べるのとそれほどかわらないな〜」という
感想しかもっていませんでしたが、
この本で紹介されている店はちょっと気になります。
いわゆる日本人向けのツーリスティックな店ではなく、
ソウルに住んでいる人たちが実際に使っていそうで、
うまそうな店ばかりです。
たぶん、高級な店よりもそれが韓国料理の真髄だと思いますし。
次回のソウル旅行の参考にしたいと思います!
アラビアのロレンス 完全版 [DVD]
「アラブ人にアラブの国を!」というささやかな情熱は、やがて大英帝国の思惑や、悲惨な戦闘、国としての大義名分と個人の因縁、民族間の問題などに次々と襲われます。
砂漠に生まれ、砂漠で育ち、砂漠で消え入りそうになる彼のロマンティックな志。それを見守る、時に厳しくときに優しい大自然。何もかもが素晴らしいの一言に尽きます。
ピーター・オトゥール、アンソニー・クイン、オマー・シャリフらの熱演。やはりロマンは男の世界からしか生まれない!?(女性の皆さん、失礼いたしました・・・)
それも、人が生きるには極限の如く厳しい砂漠、それと引き換えにこの世のものとは思えない美しい砂漠。そこで繰り広げられる、ばか者たちの物語は、有史以来ずっとロマンティシズムに溢れています。
エンディング近くで、帰国が決まってロールス・ロイスで失意のうちに帰路に着いたロレンスの横を、1台のバイクが抜き去ってゆきます。それは、冒頭に出てきた彼自身であり、夢とロマンに溢れていた「アラビアのロレンス」との決別なのかもしれません。実在のロレンスも、バイク事故でこの世を去ります。
長い映画です。3時間を越えます。でもあっという間です。物語の展開もさることながら、時折織り込まれた美しい自然の風景。今頃の映画だと、時間の関係でカットされそうな、言ってしまえば無駄なシーンが、この映画を名作足らしめる一因となっていることは間違いありません。モーリス・ジャールの音楽も素晴らしいです。
普通なら30秒もない夕日のシーンが、3分とかあって、決してダイジェストではない、観客すべてをかの厳しくも美しい砂漠のど真ん中に招待してくれます。そう、ロレンスのとなりで、らくだの背に揺られて。