星界の戦旗〈4〉軋む時空 (ハヤカワ文庫JA)
前作から3年と9ヶ月やっと出ました。あとがきで作者が書いていますが、話しは途中で終わっています。Vは早く出すと言っていますが、何せハヤカワ文庫ですからねぇ。
内容的には星界の戦旗Iに近い感じです。前作からのファンの方は買って損は有りません。
PS.星界の戦旗IIIのアニメ化も決定しました。(おそらくIV、Vもアニメ化するでしょう)
星界の紋章〈2〉ささやかな戦い (ハヤカワ文庫JA)
フェブダーシュ男爵領を脱出したジントとラフィールは、スファグノーフ侯国にたどり着くがそこはすでに敵艦隊が占領していたのだった。惑星クラスビュールに不時着!そして人類統合体平和維持軍カイトに追われる羽目に・・。すると二人の前に怪しげな者たちが・・。
と言うのが全体の大筋ですが・・。SF初心者のあなたも、アニメを見た方も、SF経験者の方にも満足できる内容となっております!付録としてアーヴの度量衡が巻末に収録されています!(ダージュ=センチメートル・・)
EMOTION the Best 星界の紋章 DVD-BOX
某有料衛星放送で妨害電波入りで「アーヴによる人類帝国」の干渉を受けたのは1999年の出来事(結局恐怖の大王様とやらは来なかったが…)
11年経つとドゥビュース陛下(鈴置さん)とドゥサーニュ皇太子(塩沢さん)はお亡くなりになっていたり原作の小説では帝都に人類統合体が攻め込んできてさぁどうなると!
と思っていたが原作者の浮気性のせいでお預けを喰らっている犬のようになっているが
さて、ともあれこの物語は10年(今のところ正確には)経った今でも古くは感じられない
我らが主人公リン・スューヌ=ロク・ハイド伯爵がただのリント・ジンであったころから
物語が始まり、なんでこんな舌噛みそうな名前の伯爵さまと相成り“アーヴの義務”とやらを果たすため「星界軍」の「主計翔士」を目指すため帝都「ラクファカール」にある「主計修技館」に入学するため「星界軍」の「巡察艦ゴースロス」に便乗して帝都に向かう
その時知り合った翔士修技生が…これ以上書くと物語を知っている人が見ると「クドイ!」
と怒られそうだし見てない人からするとネタばれになってしまうから(正直言うと固有名詞の変換が面倒くさい(笑))
実際軽くもなく重すぎもせずスペースオペラに抵抗がなければ次の「戦旗」シリーズも見たくなるはずだし森○さん、なに、もたもとしとんねんサッサと続き書いてんか!と
思うようになると思います。
星界の戦旗III EDテーマ「てのひらの夢」
DVD作品「星界の戦旗 III volume01」と「星界の戦旗 III volume02」のエンディングテーマです。本編が 80分弱の短い作品なので、残念ながらサントラは出ていません (おそらく使用されている曲も、紋章や戦旗の既存の曲か、またはその別テイク、別アレンジなので、発売されることもないでしょう...) ので、同DVDの唯一の音楽作品であるといえます。
作品 (映像) 自体はすでに各 DVDの評価でみなさんがされているとおりで、特にコメントはありませんが、少なくともこのエンディングテーマは「家族の食卓」というサブタイトルによく合った素敵な楽曲だと思います。郷愁を感じるような、白鳥英美子さんの豊かでやさしい歌声が、マッチしています。
メインテーマは紋章や戦旗のサントラを持っていれば必要ないので、カップリングなしで 800円前後にしてくれたらもっといいと思いましたが、そのサントラ盤がすでに廃盤になってしまっているので、貴重といえば貴重かもしれません。
もし白鳥英美子さんをこの曲ではじめて知ったという方がいらっしゃったら、ぜひ「Re-voice: 白鳥英美子ベスト」を聴いてみてください。タイアップ曲ばかりなので、聴きやすいです。彼女の魅力をさらに発見できると思います。
星界の紋章〈1〉帝国の王女 (ハヤカワ文庫JA)
自分が星界シリーズを愛読するようになったきっかけというものは、宇宙戦争をテーマとしたスペースオペラという事も然る事ながら作品の持つ独特な世界観や設定(例えば「アーヴによる人類帝国」の社会構成や、超光速航行を可能にするため平面宇宙を航行する「平面宇宙航法」やアーヴ独特の言語体系である「アーヴ語」など)や人物描写といったものに惹かれたからでもあります。
「紋章」編においては、とある辺境の惑星が「アーヴによる人類帝国」によって占領され、惑星国家の主席の息子であった少年ジントは帝国の制度によって父親が貴族となった事により自らも貴族の一員となり、その後成長したジントは皇帝の孫娘ラフィールとの運命的な出会いを果たし、宇宙を股にかけた冒険行を行う事になる・・・といった事が描かれています。
前述のように「紋章」編はジントとラフィールの運命的な出会いと冒険行を経てお互いの絆を強めていく話が主軸ですが、宇宙空間における戦闘シーンやこれも前述になりますが様々な登場人物の描写や人物間のやりとりなども描かれていて充分に楽しむ事が出来ました。特に主役のジントとラフィールがお互いの長所を生かして欠点を補い、いくつもの難局を克服していく所は印象深く感じられました。
既にアニメ化、コミック化もされている本作ですが、原作にはアニメ、コミックでは描き尽くされていないより深い物語世界が展開されていますので、もっと多くの方が本作を読んで星界ワールドを体感して下さる事を期待する次第であります。