ロードス島戦記 【PCエンジン】
原作で言うと第一巻「灰色の魔女」をゲーム化した物。
ストーリーは原作通りだがエンディングがハッピーエンドになる様に
アレンジされている。
ビジュアル面は力を注いでおりビデオアニメと同じ主題歌が
2曲とも入っていたり上手い演出をしている。
反面、戦闘シーンは地味だが良く出来てると思う。
ロードス島戦記2 【PCエンジン】
ストーリーの大筋はスパークが主人公になる原作の後半部分。
ただ、何故かニースが登場せず代わりに男3人組が
オリジナルキャラとして登場する。
その為に話を進めて行くと原作を知っていれば色々な意味で
予想外の部分が出るので楽しめる。
(人によっては納得出来ないかもしれないが・・・)
RPGとしての出来もそこそこ良いと思うので
原作とは少し違ったストーリーが楽しみたい人には良いと思う。
ロードス島戦記
トラック3、アデッソ エ フォルチュナ のインストバージョンを、OVAで聴いてから深く感動し、忘れられませんでした。
ほら、曲名知る由もないじゃないですか、だから、まず(ここで)サントラを探し、曲名リストを見て‥『OVAの最後で流れたから、きっと曲名は、[エピローグ]ね!』と信じきってスリーを購入してたりιι
そんな感じで勘違いしてロードスのCDを購入しまくって全て集めてしまいました(笑 でも、聴き応えのある曲ばかりですね☆)このサントラは、ようやく最後に私の元へ導かれたのです(笑)
今も聴いてます‥あぁ、本当に良いです☆♪
ロードス島攻防記 (新潮文庫)
コンスタンティノープルを陥落させ、巨大な帝国を形成しつつあったオスマントルコにとって、聖ヨハネ騎士団が守るキリスト教の世界の最前線基地であるロードス島はまさに喉元のトゲだった。
スレイマン大帝が自ら陣頭指揮をとり、10万の兵と大砲、地雷などを用いて攻める。
それに対抗する聖ヨハネ騎士団は中世の煌びやかな甲冑とマントを身にまとい、槍を手に砦を護る。
なんと壮大な戦争絵巻であろうか。
「スレイマンこそ本当の騎士だった」と騎士団長に言わしめるスルタンの姿。
後の世、立法者と言われ、人々の尊敬を集めるスルタンの器量の大きさがうかがえる。
そして戦争の最中、騎士団の中に生まれる友情や愛情、別れ…
切なく爽やかな若者たちの姿が生き生きと描かれている。
歴史とは文学であるという言葉を思い知らされる作品である。
ロードス島戦記―灰色の魔女 (角川文庫―スニーカー文庫)
読んだのはかなり昔ですが、未だに心が騒ぎます。
確か長耳エルフを日本に定着させた作品とも記憶しています。
それほどの影響力があったという事でしょう。
主人公は騎士を目指す少年であり、その冒険が中心となって展開していきます。
主人公は、その若さ故に無茶とも言える行動をしていますが、読者にきちんと納得がいくように丁寧に書かれていますし、むしろその行動を当然と思って読み進めていけます。
主人公の仲間も個性的かつしっかりと書かれており、標準的とも言える構成なのに、それを感じさせません。
主人公らの敵は、灰色の魔女と呼ばれる恐るべき魔法戦士であり、呪われた島と呼ばれる舞台そのものの戦乱です。
主人公らは浮いた理想ではなく、この大地に根を張る住人の1!人として、戦乱と魔女に立ち向かっていきます。
そして、私がもう1人の主人公と認識する、騎士を目指す少年の仲間の盗賊。
光を浴びる少年と、その影に立つ盗賊。
行動を共にしながらも、歩く道は違っているのです。その対比が見事でした。
物語に構成、登場人物から結末まで、どれを取っても絶品です。
古典といわれて久しいと思いますが、名作はいつまで経っても名作だと思います。
ファンタジーの世界に興味が無くても、きっと楽しめる1冊だと思います。