経済予測脳で人生が変わる!―仕事も投資も成功できる「起こりえる未来」の読み方
直接株でもうける方法を書いた本ではないがいかに著者が
経済の動きを予測するためにどんな勉強をしてきたかが
書いてあります。
これを読んで昔小林よしのりさんがすすめていた浅田彰
さんの「構造と力」を呼んでみようと思いました。
歴史に学ぶ、歴史は繰り返すということもまったく同感です。
バブルの歴史は間違いなく繰り返します
環境バブル→バイオテクノロジーバブル
あたりがかんがえられる。
2011年 本当の危機が始まる!
朝倉慶さんの本は一作目から本当に刺激的で、今回も発売前から楽しみでした。内容は「商品の説明」で詳しく書かれていますので、追加することはありませんが、日本の債権が暴落し、ハイパーインフレがやってくるというもの。確かにFBIも日銀もジャブジャブ資金を市場に流してますので、利益が上らない日米国内に留まらず、儲かりそうなBRICSに怒涛のように流れバブルを起こしているのは事実。その結果、資源の価値が上りハイパーインフレとなって日米欧を襲ってくるという読みです。確かにそう読むのが自然なのですが、米国がそんな誰でも思う通りになるのかという疑問も残ります。1980年代に米国がソビエトに勝利したのは、インフレを退治し、資源を持つソビエトに富が流れるのを防いだからという説もあります。インフレになれば資源を持っているBRICSに富は移り、米国の凋落は必死です。と考えれば、BRICS、特に中国のバブルをあおるだけあおって世界の経済を牽引させておいて、一気にバブルを崩壊させて、資源の需要を減退させ、同時に中国を第二の日本(1990年代の)化する作戦を考えていないとは言えないように思います。ユーロ危機しかり、米国が覇権をたやすく他国に渡しそうもなく仕掛けてくるというのが、米国のこれまでの行動でしたが、さて、今回はどうでしょうか。
日本は破産しない!~騙されるな!「国債暴落で国家破産!」はトンデモ話だ!
日本がなぜ破産しないのかをものすごく具体的に論じている本です。
具体的であるがゆえに、非常にわかりやすく、説得力がある!
これを読めば、マスコミなどが必死に訴えている「日本は借金まみれで、破産寸前だ」
という論調が全く当てはまらないことがよ〜〜〜〜〜〜〜くわかります。本当に。
私も知らなかったので偉そうには言えませんが、この本に書いてある事実を知らずして
経済を語ることはできないのではないでしょうか?
また、前作から引き続きデフレ脱却の大切さがデータや表を用いて
非常にわかりやすく説明されています。
これだけ明確に現在の不況の原因が説明できる状況であるにもかかわらず、
動きが鈍い(というかほとんど何もしていない)日銀にはただただ失望するだけですね。
新聞を読むだけでは知ることができない事実がこの本には書いています。しかもわかりやすく。
よって★5つ。