ローマ史のなかのクリスマス―異教世界とキリスト教〈1〉 (異教世界とキリスト教 (1))
本書は、我々が無意識の内に抱いている「クリスマス」に関する思い込み(ドクサ)を小気味よく打ち砕き、ローマ帝国と西方・東方教会勢力三つ巴の政治力学の中でキリスト教一般信徒が如何に利用され踊らされてきたのか、その舞台裏の事情を鮮明に浮き彫りにする。キリスト教権威の側にとっても、またその威光とドグマから逃れられない欧米知識人にとっても、このオフレコ話を真面目に探究することは大いに憚れることだろう。その意味で本書が日本人の手によって上梓されたことは、誇るべき必然的快挙である。本書の方法論は、西洋古典学の手法を駆使した人文研究の総合的成果であり、本邦象牙の塔御用達の「歴史学」「キリスト教学」の諸家には真似できないクラシックスとフーマニタースの学問の力、王道的醍醐味を軽やかに示す好著である。
初恋サクラメント 初回限定版
明日君以来のパープルの良作だと思います。システム面は良く出来ています。もちろん、水の流れなど背景の演出が凝っているのはいつものパープルです。
シナリオは長く(共通ルートがかなり長い)、全体ボリュームもあります。ヒカリルートが中心ですが、各ヒロインのシナリオも全体的にいいと思います。ただ、HシーンのCGはもう少し枚数が欲しかったかな・・。
あと、明日君の七海や舞、小夜といった顔ぶれに比べちゃうとどうしても、ヒロインの魅力の弱さはあるかも。
それでも2010年のエロゲの中では良作だと思いますし、久々にFD出して欲しいなと思いました。
体験版でも面白さはわかるので、未プレイなら体験版をお勧めします。
初恋 オリジナルサウンドトラックアルバム
ゲーム「初恋」では激しく号泣しましたが
その大きな理由のひとつとして、BGMの素晴らしさが
挙げられます。切なさや感動、本当に愛し合ってると
いう気持ちがひしひしと伝わってきて涙なしには語る
ことができません。
もっとも成功した作品のひとつではと思います。
サクラメント
アメリカ、ヴァージニア州出身のハードコア・メタルバンドの4thアルバム。
ポスト・スラッシュといわれるだけあり、ハードコアとはいえメタル感が随所に感じられるので、HR/HMファンも満足の作品です。
SLAYER、PANTERAが好きな方に特にお勧めデス。
こんなイーヴルな作品が大メジャーなソニーから発売されているなんて、まだまだ世の中捨てたもんじゃないですね。
光の祝祭―ヨーロッパのクリスマス
キリストの降誕の祝祭クリスマスの本当の意味、単なるお祭りではない、静かで、厳かなクリスマスの祝いの風景。この本では、ヨーロッパの人々の、静かで、心からのクリスマスへの気持ちを垣間見ることができます。小林恵さんの写真もとてもきれいです。何度も読み返したくなる本です。