スリーピー・ホロウ (徳間文庫)
ジョニー・デップ主演、人気ホラー映画「スリーピー・ホロウ」の
脚本を基にした小説。
字も行間も大きめなので、活字の苦手な人にも読みやすいと思います。
口絵に映画からのカラー写真もあるので、場面を思い返すのにも役立ちます。
映画を観ただけでは分からない細かいシーンの説明や、人物の心理描写もあるので
この本を読んでから再び映画を観れば、映画の内容がより深く楽しめると思います。
イカボット捜査官がとても愛らしいですよ。
映画版のノベライズ本編の後、原作となった「スリーピー・ホロウの伝説」も
一緒に掲載されているので、ちょっとお得。
映画での設定とかけ離れた原作ですが、読み比べるのも楽しいです。
巻末解説では原作者ワシントン・アーヴィングについても詳??く書かれています。
この映画が好きな人なら「買い」ですね。
スリーピー・ホロウ [DVD]
このジャケットのジョニーデップの顔と、「ホラー」の棚に並んでいるDVDの区分けとに恐れをなして、デップ作品の中では、もっともチェックの遅れた作品でした。観終わって振り返るに、首が飛ぶ死体が沢山出てきながら、また首なしの騎士の怖さもしっかりでていながら、目を反らしたくなる場面が少ないんです。場面のグレイな暗さ、展開の意外に早いスピード、計算されているなあと思いました。単なる猟奇的な話では無く、途中のなぞ解きに推理小説的な展開もあり楽しめます。ホラー嫌いの私も見終わって満足でした。
クリスティーナリッチは、個人的に顔つきが嫌いですが、この作品の役柄と雰囲気には、ピッタリでした。ジョニーデップはこの手のちょっと一昔前の服装が本当に良く似合うと思いました。
スリーピー・ホロウ
映画作品がこんなに良かったんだからサントラも買わねばなるまいてーっとさっさと購入しました。バートン監督とは仲良しこよし?のダニー・エルフマンがプロヂュースです。(「バットマン」「シザーハンズ」など)
これは本当に素晴らしい出来です。劇中ですが、映画を観てなくたって面白いでしょう、逆に映画を観たくなるかもしれません。
オーケストラ+亡霊の大コーラス風です。くもり空の晴れ間に射す光のようなソプラノの美声とハープ、大聖堂のパイプオルガンのような音も入っていてうっとり。 ホラー映画の音楽といっても恐い気持ち悪いというのではなくファンタスティツクなし上がり、でも曲が終わるまで振り向かないように、首無し騎士が立ってるかもしれないから。
スリーピー・ホロウ [Blu-ray]
ティム・バートン&ジョニー・デップの、ゴールデンコンビの名作が、まさかのブルーレイで登場。 約10年前の作品にしては、かなり綺麗な画質だと思います。 多少の粗さが有りますが、奥の方まで、クッキリと見えます。 DVDからの、買い替えを考えている方、この機会に是非。
ブエナビスタさん、このコンビの、エド・ウッドも是非ブルーレイで発売して下さい。
スリーピー・ホロウの伝説―対訳Washington Irving (南雲堂=英和対訳学生文庫 PPL=〈New〉 (24))
アメリカ建国初期に外交官としても作家としても活躍したワシントン・アーヴィングが、オランダ移民の村のハロウィンを舞台に描いたおとぎ話。アメリカでは非常に有名な”昔話”であり、映画「スリーピー・ホロウ」の基になったお話でもあります。
この原作は非常に短い話で、村にやってきた地味~な教師イカボッドは人当たりがよく女性にモテるのに、庄屋の娘に惚れたのが運の尽き、村に伝わる”首なし騎士”の伝説を利用した、村のドラ息子のいたずらに見事にひっかかり、ほうほうの体で逃げ出すというお話。逆に、映画についてはこれだけの話からよくぞあそこまでのゴチック・ホラーを作り上げたものだと思います。
英和対訳になっており文法解説もついているので、興味のある人は英語のお勉強もでき!てしまうわけです。解題もちょっとついてます。受験をひかえて英語を楽しみたい学生さんにもおすすめ。
「スリーピー・ホロウの伝説」はアーヴィングの短編集『スケッチ・ブック』に収録されたお話で、今は邦訳が普通に文庫で出ています。また、映画の方のノベライズも徳間文庫から出ています。