血だるま剣法・おのれらに告ぐ
漫画家の山松ゆうきちさんは、突如思い立ち、この本をヒンディー語に訳してインドで叩き売り、ボロ儲けを企んだそうだ。(『インドへ馬鹿がやって来た』参照)
しかし・・・
この読み終わった後のとんでもない疲労。150ページほどのそう長くない話であるのに、大学生の時近くの公民館に置いてあった「カムイ伝」を全巻読破した時のような、腹の奥に重く残るこの鉛の読後感。
読む人を選ぶのはインド人たる所以ではないだろう。
薩摩義士伝 (1) (SPコミックス―時代劇シリーズ)
傑作。本作を今まで知らなかったのが恥ずかしい。
構図、デッサン、ストーリー展開、キャラ立ち、どれをとっても素晴らしい。
こんな傑作もう出ないだろう。
全ての漫画ファンにお勧め出来る、カムイ伝に匹敵する名作。
但し、これだけ評価出来るのは第一巻のみ。後続するにつれて魅力は落ちていく。よってこの評価は本巻のみ。