八雲百怪 (1)
『怪談』の著者として有名な小泉八雲、ラフカディオ・ハーンを中心に描く、民俗学ロマンシリーズ第三弾(らしいです)。
小泉八雲、八雲と偶然旅先で出逢い、弟子を自称する会津八一、内閣法制局松岡参事官の元で私的に働く、眼を包帯で隠した男甲賀三郎。
三人はある村で出会う。その村には、訪れた旅人をもてなす風習があったが・・・という「夏越祓」。
神無月に出歩く、まつろわぬ神々の起こす厄災「妖精名彙」の二話が収録されています。
今までの北神、木島といったシリーズを楽しめた人なら間違いなく楽しめるでしょうが、今までの作品ほど、国家が関わる妖しい陰謀、といったかんじはありません。そもそも、明治期の「国つくりの神話」といったほうが正しいかもしれません。
難点といえば、今までの作品ほど魅力的なヒロインがいないことですかね 笑
キクリさま、あんまりかわいく・・・ないかも 笑
木島日記 (角川文庫)
マダラ天使編から友人に進められてサイコシリーズ、彼女たちの連合赤軍等を読み漁って着ましたが・・
やはり、大塚さんの作品は面白いですね。
サイコ、マダラ、木島日記と同名の登場人物が出てくるなどニヤリとする部分もあって楽しめます。
大塚さんの作品をまだ読んだことが無い方には是非お薦めします。
三つ目の夢二 1 (リュウコミックス)
今回久々の大塚氏のシリーズだったので購入しました。
私は新装版の木島日記から入った口なのですが、画を担当する方が変わってもあまりイヤな風にはかんじませんでした(むしろ女性はかわいくなった(笑))。
また、新しい人とタッグを組むというのは勇気のいることだし、その点は評価できると思います。ただ、ストーリー自体にあまり新鮮味が無かったので少し減点しました。面白くない、というわけではないんですがね。