アニメ・サウンド・ミュージアム Vol.1
ビクター音源のアニメOP/EDのコンピ第1弾。アニメサントラが「名盤」シリーズとしてまとめてCD再発されるのに合わせて作られたもので、かなり貴重な選曲がなされている(そりゃまぁ、抜けてるのはあるけどさ)。
個人的には「スラングル」の4曲が入ってるのがとても嬉しかったです。特に初代。異常にアクとクセの強いOPもサイコーすぎなんですが、EDの妙にアダルティな…というよりむしろ「ヤらしい」雰囲気はなんとも…ED映像と合わせて聞くと尚の事で、当時バリバリ思春期だった私には刺激的でした。
あとこれは評価にまったく関係ないのですが、本盤収録の“クラフト・ラヴ”は、腐女子の方が頭にお好みのカップリングを思い浮かべながら聞くと鼻血ものかも知れません(笑)。
〈COLEZO!〉なつかしアニメ・ソングセレクション
98年に発売された「懐かしのアニメ主題歌集」とほぼ内容は同じで、再販といっても過言ではない。だが、コストパフォーマンスは高く、「夢操作P.M.P.1」など、やや入手しづらい曲も含まれていて、買って損をするCDではない。ただ、同時期に発売される「アニメわん」もそうだが、テーマのないなんとなく寄せ集めただけのオムニバスは、ファンの目から見るとやや寂しい。
「亜空大作戦スラングル」(音楽篇・ドラマ編)
1983年、今は無き国際映画社の脂ののっている時期の作品のサントラ。放映時期的にはブライガー後半とバクシンガー前半にあたり、同じく作曲した山本正之らしさが一番出ており、個人的にイチオシである。内容に関してはそこそこ評価出来るものの、作画が一定せず人気は今ひとつであったのを思い出す。ただこのCD構成はいかがなものか?既発のレコードからの音源ということなのだろうが、どうせならドラマ編をカットして未収録BGMをカップリングしてほしかった。ドラマ編も資料的価値はあるかもしれないが既にDVDボックスが発売されてることだし、音楽にこだわってもらいたいところである。1枚目は星4つ、ドラマ編が星2つで総合3つである。といってもドラマ編にはボーナストラックで2期のOP、EDが入っているのはファンとしては素直にうれしい。